劇場公開日 2021年6月4日

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「表現のせめぎ合い、かな?」トゥルーノース zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0表現のせめぎ合い、かな?

2023年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

たまたま空き時間にぴったりだったので鑑賞することにしました。なので予備知識なしで鑑賞。評価の結論としては素晴らしい映画です。
ストーリーは、日本からの帰還事業で北朝鮮に渡った一族に連なる家族が北朝鮮の強制収容所へ入所し、そこでの過酷な収容環境を描き、脱北していくところまでを描いています。ただ、自分にとっての一番の衝撃は、収容所での生活環境や待遇の劣悪さなんかよりも冒頭とラストのギャップでした。思わず、「え?嘘だろ?」と呟いてました。そういうところで大きく裏切ってくるこの作品はすごいと思います。
なお、アニメで英語で物語を進めていきますが、このお陰で全体的にモデレートな表現となっております。実写でハングルでやってたら洒落にならんほどに鑑賞に耐えられるものではないと思いました。生々しくて観ていて辛くなるでしょうね。
お勧めはしませんが、機会があれば、是非、鑑賞してみて下さい。

※これがシネコンで上映できるなら「めぐみ」はなんの問題もないんじゃないかなあ。。。

2017年の作品でブレッドウィナーというタリバンが制圧したアフガニスタンでの過酷な生活を表現した映画がありますが、その作品を思い出しました。

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