「強制収容所で人としてどう生きていくのか」トゥルーノース NO FAPMANさんの映画レビュー(感想・評価)
強制収容所で人としてどう生きていくのか
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この映画の内容はとても重く、強制収容所での過酷な児童労働や看守によるレイプ、作業怠慢者の密告など人のエグい闇が存分に描かれている。
冒頭のTED TALKのシーンで言っているようにこれは『政治の話』ではない。
まさに生き地獄といえる理不尽で過酷な環境のなかで人が人としての尊厳をどう保っていくのか、
失われていく人間性をどう取り戻していくのか、という話だ。
またエンディングで劇中に登場した強制収容所の衛星写真が紹介されるが、それは監督からの『今も実際に強制収容所での過酷な労働は行われている。(共産主義がいい・悪いなどは別にして)あなたはこの事実を知って、どう生きていきますか?』というメッセージなのかと思う。
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