「こんな人らが地球を守ってたのか(絶望)」エターナルズ Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな人らが地球を守ってたのか(絶望)
エターナルズ
「キャプテン・アメリカ」「X-Men」を生み出した
ジャック・カービーによるコミックが原作
舞台は100万年前の地球
宇宙の原始的存在であるセレスティアルズが
類人猿の遺伝子操作実験を行った過程で誕生した3つの種族
「人類」「ディヴィアンツ」「エターナルズ」
をめぐる7000年を超える気の長~~~~~い話
映画でMCUを観て言ってるくらいのライト層ですが
とりあえず観ておこうという感じで観賞
緊急事態宣言明け後よく入ってます
主人公たちエターナルズはセレスティアルズに
言われてなんか思ったより制御できない
感じに作っちゃったデヴィアンツを狩らせる
ために特殊能力を持たされた感じなのですが
この特殊能力がまあ目からビームとか
波動拳が出せるとかはいいんですが
見た目を擬態させるだけの能力とか
物質変化とか人類を守る割には中途半端な
能力や治癒能力あるのが一人だけどか
この人ら本当に7000年生きてこれたのか
ってくらい迂闊な性格だし
重みが感じられませんでした
社会派作品が多かったクロエ・ジャオ監督らしく
人類の進化とその介入と言う部分も
テーマに入ってますが
争いの歴史が記憶に刷り込まれて
暴走するセナのせいでドルイグが見殺し状態で
死ぬなどなんか呆れてしまうシーンが多いです
聾啞者やゲイカップルなどの要素も
あたかも7000年の過程で
組み込まれているように
盛り込まれていますが
何かストーリーの中で機能的に働く
感じもなくポリコレ感しか見えず
まあ原作がそうなら仕方ないですけど
そういうがんじがらめさとヒーロー漫画
相性そんなにいいかなぁと思ってしまいます
それが今の時代だ当たり前だと言われれば
自分はこういう映画を観ることは
もうないでしょう
せめてストーリーと絡めてくれりゃあね