シャン・チー テン・リングスの伝説 : 特集

2021年8月27日更新

この男、只者じゃない 最強ゆえに戦い禁じたヒーロー
マーベル新時代開幕、超重要キャラ誕生の時を目撃せよ

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世界中で圧倒的な人気を誇り、新作が公開されるたびに熱狂を巻き起こしてきたマーベル・スタジオ作品。その最新作が、9月3日公開の「シャン・チー テン・リングスの伝説」だ。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)はすでに多くの作品が存在し、だからこそ「他作品を観てないと、新作も楽しめないのでは?」と思う読者もいるだろう。しかし大丈夫! 本作は、今このタイミングでMCUを履修し始めるのにもってこいの一本である。

というのも、描かれるのは“今後の中心になる新キャラが誕生する瞬間”だから。つまり本作を押さえておけば、この先の展開を堪能できるようになる、ということ。シリーズ未見の人は絶好の機会、今後のマーベル・スタジオ作品を最前線&最大限に楽しむためにも、かぶりつきで観に行こう!


【予告編】観れば直感する「これは面白そう…」 新時代のヒーロー誕生はもう目前!

【マーベル新時代開幕】
超重要ヒーローがついに誕生、必見中の必見の一作

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過去のシリーズを知らなくても楽しめる「シャン・チー テン・リングスの伝説」。まずは読者の皆様に、本作を観ることの重要度についてお話しよう。


●マーベルのキーマンが断言、“やっと描ける”超重要キャラが登場

「アベンジャーズ エンドゲーム」などで世界中を熱狂の渦に叩き込んできたMCUについて、まずは状況を整理しよう。

現在はシリーズの“大きな流れ”に一旦の区切りがつき、各人気キャラクターの過去や現在を深堀りしていく作品が展開されてきた。「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」「ブラック・ウィドウ」……。

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そんななか、本作は“完全に初登場する新キャラ”を描くのである。これを指して“新時代の幕開け”とされており、今後は主人公シャン・チーがシリーズの中心となるのでは、と噂されている。

その根拠として、マーベル・スタジオ社長のケビン・ファイギは「この話はMCUの最初に立ち戻ることになる」「そこに、私たちが心から登場させたい素晴らしいキャラクターがいた…それがシャン・チーなんだ」と“待望論”を明言していることが挙げられる。シリーズにおける重要度は、それはもう半端ではないことがよくわかる。

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●物語の端緒は「アイアンマン」…キーワードは“テン・リングス”

とはいえ、初見の方にも“ここだけ”は押さえておいてもらいたいのが、タイトルにもある「テン・リングス」。ファンならニヤリとさせられるワードだが、実は「アイアンマン」に登場しているのだ。

ファイギはこうも語る。「MCUの始まり、そこには重要な出来事があった。トニー・スタークがアイアンマン(後のシリーズの中心となる人気キャラ)になったこと。トニーは自社の武器がある組織に利用されていることを知る。その組織がテン・リングスだ」……。

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記念すべきMCUの第1作「アイアンマン」。同作の序盤で、トニー・スタークを拉致監禁した犯罪集団の名称が「テン・リングス」だった。以降の作品でもシンボルマークが登場したりと、その存在が仄めかされていたが、ついに本格的に描写されることになるという。

どんな物語が展開するというのか!? ファンにとっては激アツなものになることは必定。早く見たくて仕方がない!

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【主人公の魅力は?】最強、ゆえに戦うことを禁じた男
運命に抗い、父と対立し、覚醒する“本物のヒーロー”

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繰り返しになるが、本作はMCUを知らなくても十二分に楽しめる。なぜならば、アクション映画としても、ヒューマンドラマとしても、映画ファンならばピンとくる要素がごまんとあるからだ。

そのひとつは、やはり共感必至なキャラクター。“不闘”を誓った心優しき青年が、真の力を解放して犯罪集団のボスである父と対決する――。そんなの、盛り上がるに決まっているじゃないか!

「インファナル・アフェア」の名優トニー・レオンがシャン・チーの父に扮する時点でたまらないが、「フェアウェル」のオークワフィナ、「グリーン・デスティニー」のミシェル・ヨーといった夢のキャストが集結するのも、映画ファンには嬉しいところだ。

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●主人公シャン・チー 駐車場で働く“ちょっと冴えない男”だが、実は…

最強の暗殺者となるべく、幼いころより父に過酷な修行を強いられてきたシャン・チー。だが善人である彼は、父の元から逃げ出し、ホテルマンとして第二の人生を歩み出した。

しかしある事件に巻き込まれ、己の運命と再び対峙。悪に染まった父の野望をくじくため、ヒーローとして覚醒する――。

「実は最強という“ギャップ”」「宿命に抗う“主人公感”」「父子の“確執”」「ヒーローへと“成長”していくドラマ」など、我々映画ファンの大好物な要素がてんこ盛り! これは、完全に心をつかみに来ているぞ……!

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●演じるは注目俳優シム・リウ まさかの“SNSでの冗談”で主演に抜擢!?

主人公シャン・チーを演じる注目株シム・リウも“持っている”人物! 主演に決まった経緯が非常にユニークなのだ。

元々、超が付くほどのマーベルファンである彼は、2018年12月にマーベルに向けて「そろそろ『シャン・チー』について話そう」とツイートし冗談交じりに“売り込み”。その後本当に大抜擢され、主役の座を射止めたシンデレラボーイなのだ。

そうした経緯もあり、オークワフィナら共演者も「彼のためのキャラクター」とハマり具合を絶賛。リウ本人も思い入れは非常に強く、軽快で流麗なハイスピードアクションにも全身全霊で取り組んだ。

予告映像などを観れば、アクションの品質とアツさがひと目でわかり、「これは面白そうだ」と直感できるはずだ。「演じることは必然だった」俊英の躍動に、心が躍る!

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【レビュー】本当にすごいのか? 実際に観てきたら…
「最高ヒーロー爆誕!正真正銘の王道エンタメだった」

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公開日が近づくごとに期待値が高まってしょうがない「シャン・チー テン・リングスの伝説」。居ても立っても居られずに悶々としていた映画.com編集部のもとに、マスコミ試写会の知らせが届く。

編集部員は喜び勇んで会場に向かい、鑑賞後は思わずこう叫んでいた。「最高だった!」と。観る前に期待していた全て、いやそれを凌駕するエンタテインメントの“真髄”が、本作には詰まっていたのだ――。


●アクション、アクション、アクション! 予測不可能バトルが完全に面白い

物語は、数千年前のアジアから始まる。未知の能力を持つ腕輪「テン・リングス」を手に入れた男シュー・ウェンウー(トニー・レオン)は、圧倒的なパワーと不死の命を手に入れ、権力者として勢力を拡大。

この壮大なオープニングに「全く新しいマーベル映画が始まる!」とワクワクが抑えられないが、アクションも冒頭からフルスロットル。敵の軍勢を相手取り、斬った張ったの大暴れを見せる「一騎当千」バトルに、テンションは爆上がり! 「テン・リングス」が衝撃波を放ったり、あるいは鞭のようにしなったりと、予測不能な動きを見せるバトルの迫力に、完全に持っていかれる。

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そして、舞台は現代へ――。いよいよシャン・チー(シム・リウ)が登場! アメリカで実直なホテルマンとして働く彼が、実は7歳から父シュー・ウェンウーに暗殺術を叩き込まれた最強戦士というギャップに心躍らされつつ、いつ彼が“本気”を出すのかと心待ちにしていたら……すぐにその時はやってきた。


●シャン・チーの“覚醒”が最高にアツすぎる! 「新時代の幕開け」の看板に偽りなし

バスで移動中、謎の武装集団が親友のケイティ(オークワフィナ)に危害を加えたことで、シャン・チーは激怒。狭いバスの中を縦横無尽に動き回り、目にもとまらぬキレッキレの格闘術で悪漢を叩きのめす。最高にカッコいい見せ場に痺れまくり、「力は誰かを守るためにしか使わない」という正義の心に魅せられてしまった。「この人がアベンジャーズに加わったら……」なんて妄想が早くも加速する。

その後、物語は急展開。実家を飛び出して以来離ればなれの妹シャーリン(メンガー・チャン)の身に危険が迫っていると察知したシャン・チーは、ケイティと共にマカオに飛ぶ。妹との再会もつかの間、敵の集団が急襲!

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高層ビルの壁面にかけられた狭い足場の上で戦う超スリリングなアクションは、往年のカンフー映画愛も感じさせ、実に小気味いい。シャン・チーとクナイを使う暗殺者のハイスピード組手バトルも盛り込まれ、マーベル・スタジオ史上最高級のアクションメガ盛り演出に、テンションは最高潮! そこにシュー・ウェンウーが現れ、父子の因縁のドラマが再び動き出す――。

と、ここまでで物語はまだ前半。後半の展開は、劇場観賞のお楽しみということで、本記事では触れないでおこう。ただ、これまでマーベル・スタジオ作品をそこまで見てこなかった人も、全作品網羅しているガチファンも、「嘘だろ!?」と度肝を抜かれる展開が5分に1回のペースで畳みかけられる。

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そして……なんといっても激アツなのは、過去から目を背け、運命から逃げ続けてきた青年が、仲間の助けを得て真のヒーローとして“覚醒”する成長物語! アイアンマンやキャプテン・アメリカに続く存在になっていくに違いない、シャン・チーの“始まりの物語”にふさわしい圧倒的な高揚感。見た直後は「すごいものがやってきた……早く続きが見たい!」と興奮が抑えきれないだろう。

この秋、あなたは最高のヒーローの誕生を目撃する――。ぜひ期待値を存分に上げまくり、劇場に駆け付けてほしい!

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