「人生、火あり水あり光あり」シャン・チー テン・リングスの伝説 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
人生、火あり水あり光あり
公開当初は特に興味もなくMARVELなのでスルーかなと思っていたが、予告を劇場で何度も見ていると少しずつ興味が湧いてきてたまたまいい時間で見れるということで、今更ながら鑑賞。ちなみに、MARVELはアベンジャーズの1作品目とヴェノムしか見たことがありません。
いいじゃん、いいじゃん。
MARVEL感は無いものの、やはりアクションで心が踊るし映画館で見るべき映画だなと思った。そこまで期待してなかったこともあって、個人的には結構満足。
テンリングスにより永遠の命と最強の力を手に入れ、犯罪組織を率いる父の元に生まれたシャンチー。彼は幼い頃から厳しく鍛えられ最強の存在に仕立てあげられたものの、今ではごく普通の生活を送っていた。
アクションのテンポ感がたまらない。
突如、戦闘が始まってド派手で爽快でスピーディで興奮が止まらない。楽しくて楽しくてニヤニヤ。「Mr.ノーバディ」のような捻った戦いは無いものの、王道ながらすごくよかった。
ちょいちょい挟まるコメディシーン。
ケイティ演じるオークワフィナがいい味出しており、バスのシーンも飛行機のシーンも競技場のシーンも、リズムに乗った会話を繰り広げていて笑えた。
2021年公開映画のオマージュ?かと思ってしまうような、演出が沢山。ザ・ファブル殺さない殺し屋のアクション?モータルコンバットの雰囲気?ザ・スーサイド・スクワッドのボス?ゴジラvsコングのド派手さ?絶対に違うけど、1人でそんなこと考えて楽しかったです笑
しかし、無理があるところが多いかなと。
ツッコミ所もあり、疑問点もあり、深く考えれば理解できないところもあるため気になった。やはり、アベンジャーズの時にも思ったがストーリーに魅力を感じられない。
そして、長い笑
内容的にはそんなに大したことがないため、140分越えは流石に退屈だった。もっとギュッと収めて簡潔にして欲しかった。ラスト際なんてかなり微妙で後味は悪め。
まぁまぁ、想像よりも面白かったのでオッケーです。
たまにはカンフー映画もいいじゃない。