劇場公開日 2021年9月3日

「カンフーアクション&アジアテイストで切り開くMCUの新たな潮流」シャン・チー テン・リングスの伝説 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0カンフーアクション&アジアテイストで切り開くMCUの新たな潮流

2021年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「フェーズ4」2作目にあたる本作は、カンフーアクション主体、アジアテイスト全開で、長くシリーズを続けていくと同工異曲になりがちなところを突破しているところに好感がもてました。パッと見、MCUシリーズには見えない思いきったルックになっていて、3作目に控える「エターナルズ」とあわせて、MCUの新しい潮流に期待が高まります。
走行中のバスで繰り広げられる序盤のアクションは特に工夫がこらされていて見ごたえ十分で、ホテルで働く仲間であるケイティと主人公の、恋愛を感じさせない気のおけない関係もよかったです。お話自体も、正義と悪という二項対立ではない重層的な感じになっています。
エンドロールのあとに見逃せない重要なシーンがありますので、最後まで席を立たないことをお勧めします。

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五所光太郎(アニメハック編集部)