劇場公開日 2021年9月3日

「中国×カンフー×ファンタジー"+MARVEL"。テイストは違うが楽しい。」シャン・チー テン・リングスの伝説 アルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0中国×カンフー×ファンタジー"+MARVEL"。テイストは違うが楽しい。

2021年9月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

この新機軸、新しいMARVELを楽しめるか、拒否反応が出るか。『MARVELシリーズの』というよりは、『カンフー映画の』と冠を付けたくなるストーリー。ただ、ここから繋がっていくMARVELである事は顔馴染みのカメオ出演も含めて観ていてすぐ分かり、想像と期待は大きく膨らむ。

【アベンジャーズ エンドゲーム】でMARVELシリーズのMCUフェイズ3までが一旦ひと段落。フェイズ4に入り、【スパイダーマン】【ブラック・ウィドウ】と主要キャラの主演作が続いた分、この新しい【シャン・チー】に馴染むのに時間が掛かるかも知れないが、今後の関わり方、''テン・リングス''の絡み方が楽しみでもある。

父ウェン・ウー演じるトニー・レオン、ケイティ演じるオークワフィナの2人以外の主要キャラはほぼ初見のキャスト。トニー・レオンの大人の色気、魅力、とても良い歳の取り方で惚れ惚れする。流石の周瑜。
主役シャン・チー演じるシム・リウ、妹シャーリン演じるメンガー・チャンのアクションは想像以上でとにかく凄い。"個人的バス内アクション映画"断トツ1位だった【Mr.ノーバディ】をあっさり抜き去る、驚きの身体能力&狭所アクション。今後の活躍が非常に楽しみな俳優。

ケイティとシャーリンはベストなキャスティング。日本の某女優さんに似ていて集中出来ない等の意見もある様だが、オークワフィナの素晴らしい演技と、メンガー・チャンのアクションを観ていれば全く関係無い。

後半一気に現実世界からファンタジー、まさかのDB風な世界へ。ここの"転"は置いて行かれない様に、絶対に着いて行かなくてはならない。着いていければ童心に戻って純粋に楽しめるクライマックス。''テン・リングス''の継承、ここから新たな【アベンジャーズ】に繋がる期待、半端無い。

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アル