「パンクファッションを着た悪魔」クルエラ Ryunoshin Nakamoriさんの映画レビュー(感想・評価)
パンクファッションを着た悪魔
クリックして本文を読む
バロネスの元での成功物語の場面はわくわくしました。プラダを着た悪魔の脚本家さんが、この辺りを担当したんでしょうか。そこから、ミステリが解き明かされていく流れもテンポよく話も分かりやすく(観客に予想させながら、というのが上手いです)、よくまとまっていました。
どのように押さえつけようとしても押さえつけられない才能の塊。その激情がアートに向けば天才的デザイナーになるし、悪に向かえば復讐の悪魔になる。ヒーローとヴィランはこうして出来る、という事かと感じました。
惜しむらくは本作がクルエラだということ。エステラとジャスパーはいい感じになっても本格的な恋には落ちないだろうし、クルエラが死ぬことも無い。制約が無ければどれほど面白い話になったかな、とも思う。
コメントする