「公開1ヶ月経っても女性客で賑わう映画」クルエラ 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
公開1ヶ月経っても女性客で賑わう映画
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東京も緊急事態宣言も開けようとしている6月日曜日、久々にシネマシティに出向いた。
お連れの方が珍しく観たいというので、僕は暇つぶしに鑑賞。
予備知識ゼロ、何も知らずに席に着いた。
オープニングの赤いディズニーのロゴに少し心が躍った。
観る前から想像していた通り、ベースはプラダを着た悪魔で、おしゃれなファッションを纏った女性の下剋上のお話。
まぁ、ありがちではある。
しかしながら、今の映画なため、総じてオシャレによくまとまっている。
冒頭の幼少期のシーンもどことなくクイーンズギャンビットの様相で進みながら、上映時間の尺の中で数々の騒動を引き起こす。
まぁ、オチも大体想像通りで、水戸黄門を観ている安心感がある。
ただね、個人的な感想だけど、もう少し振れ幅を大きくした方が良い気がした。
終盤のファッションショー殴り込みも中途半端に終わるし、最後の突き落としシーンが来場者にバレるシーンもあれもはしょった方が、もっと驚きも大きかったのではないだろうか。
脚本というより、演出の問題。
ぞろぞろと集まっているのもわかるから誰も驚かない。
むしろ、驚くのはバロネスのみ。
ただし、劇中の選曲はとてもよく、むしろ男向けな気もした。
女性はどう思ったのだろうか?
素材と良い役者が集まったのに、料理人の腕が足りず、なんとなく美味しい料理をとりあえず食べれた。
二、三日は味を覚えているけど、そのうち忘れてしまう。
そんな映画。
嫌いじゃないんだけどなぁ…
もっと良くなる要素、沢山あると思うのですよ。
P.s. 帰りに山手線の停電そうどうで中央線止まりました。ガッデム。
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