「観に行ってよかった!」クルエラ oliveさんの映画レビュー(感想・評価)
観に行ってよかった!
正直全く興味が無く、観る予定ではなかったんですが、レビューがあまりに高評価なことに気付き猛烈に観たくなり、急に上映中の映画館探しはじめたところ時すでに遅し?何故か行きつけのTOHOシネマズでは上映されておらず・・、新宿や渋谷の映画館は満席という驚愕の事態。どうしても諦めきれずわざわざ自宅から遠い池袋のグランドシネマサンシャインまで行くハメになってしまいました(ちなみに池袋で映画観たのは初めて!)。
しかし・・わざわざ池袋まで行った甲斐はありました!!やはり観に行って良かった!冗長さは全く感じない、最初から最後まで次々とクルエラの度肝を抜く鮮やかなリベンジが炸裂、見応えありの134分でした。
古い映画のポスターがエスカレーターの壁に沿ってたくさん飾られていたり、この映画館自体も非常に雰囲気が良く、是非また再訪したいと思いました。
昨年「魔女がいっぱい」でアン・ハザウェイが丸坊主に湿疹のグロテスクな魔女を怪演しましたが、本作はエマ・ストーンが独創的な才能を持つブッ飛んだファッションデザイナーを快演。魔女~の方は子供向けですが、本作は、せっかく憧れの店で働けるようになっても毎日トイレ掃除とゴミ出しばかりなど、人生の厳しさがしっかりと描かれて大人向け。
母親がクルエラを出産するシーンから始まり(後で「ここに繋がるのか~」と分かる)子供時代から落ち着きがなく負けず嫌いでケンカっ早く、学校で問題ばかり起こしついに退学に。娘がファッションへの興味と才能があることを知っていた彼女の母親は、専門の学校へ娘を入学させようと"友人"に資金の援助を頼みに娘を連れて訪問する・・そこで思いもよらない"悲劇"が起こることに!
そこから話はどんどんどんどん展開していって業界の女帝?バロネスとクルエラが"ファッション"で対決を繰り返していくことに。対決していく中で段々と先述の悲劇やクルエラの出生の秘密が明らかになっていく・・。
70年代の音楽と共にテンポよく話が進み全く退屈してるヒマは無し!迷わず観るべし。
ウィリアム王子夫妻が医療従事者の慰労のための映画上映会をスコットランドで開催した際に上映されたのが本作。キャサリン妃は挨拶で「皆さん、この映画を見て現実逃避して!」ホントに自分もこの映画観てる間はしばし現実を忘れてた気がします。