「正規料金で見ても安いと感じられる出来の良い作品」クルエラ お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)
正規料金で見ても安いと感じられる出来の良い作品
配信を優先するディズニー社の方針に反発した東宝等国内大手映画会社はディズニー純正作品の上映をボイコットしています。また、個人的に会社から県境越えの移動を厳しく止められています。
ということで、いつもは、隣県含め料金割引のある映画館で見ることが多いのですが、今作品は日頃はあまり行くことがない地元映画館で正規料金で見てきました。
結論から言えば、正規料金で見ても安いと感じられる出来の良い作品でした。
しっかりした脚本、素敵な衣装に音楽、主演2人(エマ・ストーン、エマ・トンプソン)のぶっ飛んだ演技も文句なしです。お金かけている作品はいいですね。
悪役を主人公にした作品で「ジョーカー」があるますが、他の方も触れてますがこちらは「ジョーカー」ほど社会の不条理等は描いていません。作品に深みが無いといえばそれまでですが、ディズニー純正作品ですしね。そちらの要素を求めるならディズニーのなかでもサーチライトのほうでしょう(今年のオスカー取ったノマドランドもなんとディズニー作品)
個人的なマイナス評価は、エマ・ストーン2役で声が同じならバレるだろうと思ったのと、パラシュート開くには高度足りないだろうと思ったため。ちょっと工夫すればよいのに惜しいと思いました。
ディズニー純正作品は、イオンシネマ、ユナイテッドシネマ等では上映されています。
ディズニー社と東宝等国内大手映画会社の我慢比べの行方はどちらの勝利で終わるのでしょうか。
個人的には、本作みたいな良作の公開が続くのであれば観客からの支持も得られそうだし、そもそも会社の規模の点からもディズニー有利と思いますが、さてどうなることやら・・
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