ロン 僕のポンコツ・ボットのレビュー・感想・評価
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故障したロボはどうして人と友情を結ぶのか
ロボットと人の友情の物語は、わりと高確率でロボットが故障している。完璧な存在には、どうも人間は惹かれないらしい。この映画に登場するロボット「ビー・ボット」はネットワークに接続され、所有者の嗜好を解析して、最適な解を導く。全てはAIの計算によってパーソナライズされて、友達作りもこれをベースになされる。ビー・ボットの解析は完璧なので、期待はずれな解を導かない。常に所有者によって最適な友達を見つけるし、楽しく行動できる。いつも期待どおりの結果をもたらしてくれる。
裏を返すと、それは絶対に期待を超えることもないということでもある。
主人公のビー・ボットはこわれていて、予測不能なことばかりする。しかし、それが主人公にとって面白かった。主人公の期待を超えた面白さを提供したわけだ。そして、開発者にとってもそれが理想だった。完璧なビー・ボットは便利なツールでしかなかったが、壊れたビー・ボットは人の良き友達となる。完璧に予想通りに動くロボットは便利だけど、面白くない。壊れているぐらいのほうが、期待を超えて、子供にとって驚きをもたらしてくれるのだ。
涙腺がウルウルしっぱなし
涙腺がウルウルしっぱなし。
『E,T.』を現代風にアップデートしたらこんな感じだろう。
配信では日本語吹き替え版を見たが、オリジナルのキャストが豪華なので言語版でも見てみたいと思った。一見、そっけない棒読みなセリフに聞こえるのだが、ロンの発する言葉にはどこか温かみと、一抹の寂しさが同居する。日本語の声優さんも上手だったが、ザック・ガリフィーナキスは、天真爛漫な迷惑キャラが得意中の得意だけに、声の基礎を作ったのは彼じゃないかと推測する。
それにしても、『さようならドラえもん』をマンガで読んでから45年以上の時間が過ぎたというのに、いまだにロボットと主人の友情物語には普遍の法則があるようだ。
てっきりピクサー作品だとばかり思っていたが、違うようで、もう本家を越えてしまったとすら思うので、ディズニー作品は侮りがたし。
ドラえもん開発への入口
イギリスのロックスミス・アニメーションスタジオ初の作品だが、配給の経緯がちょっと複雑で、
当初はパラマウント社と契約していた同スタジオは、現在ワーナー・ブラザースと提携しているが、本作については、20世紀スタジオから送り出される予定になっていた。なので今回に限り、20世紀スタジオの主要株主であるディズニーによって配給された。
おかげでディズニーのベイマックス(2014)と比較されてしまうが、ドラえもん(1969)のように万能ではなく、個人的には石ノ森章太郎の落第ロボ「がんばれロボコン」(1974)に近いイメージ。
スマホに手足が生えたようなもので(ベイマックスもそうだったが)バッテリー依存。そこはソーラー充電だろ!(˘・_・˘)
まぁロボというよりデバイスだが。
真面目な話、案外ほんとにドラえもんの開発もこういうとこから始まるかもしれない。
ストーリー的には毎度おなじみの「友情 ・努力・勝利」のかつての週刊少年ジャンプのスローガンのような展開で、最近のSNS依存社会に警鐘を鳴らすような教訓めいたエピソード混ぜつつ、
「めでたしめでたし」 で終わる。
引っ込み思案の主人公バーニーは学校で浮いた(Bボットがないことでさらに浮いている)存在。
だがむしろ彼のような文明の利器に頼らない無農薬育ちの方が、純粋に育つのではないか。(もちろん家族の愛も大事)
周りがどんどんスマホに変わって行く中、使えなくなるギリギリまでガラケーで頑張った私(笑)
ラインもできず、寂しい日々過ごす自分とバーニーの姿を重ねてしまった。
エンドロールも良い
「地球外少年少女」とはまた違った近未来描写。スマホが進化した延長線上にペットボットがあるとこうなるね、って描写に説得力があって良い。
よくあるSNSやネットへの依存に対する警鐘を鳴らすテーマだけど、アメリカらしく、身近な友達を大切にしよう、ってメッセージ。ま、リアルが面倒だからネットの向こうに行ってる人もいるわけで…アメリカらしく細かいことは気にしない。
エンドロールがUNDERTALEとか昨今のレトロ風ドット画風にロンが暴れ回るのが楽しい。
アブサロム
扱いには困ってしまうがなんとも可愛いロン。完璧であるはずのAIが色々とバグがある事で人との友情を得る事になる。人間とはミスすることで人間なのね。
ロボットどうしで繋がってハイ友達!って寂しく思うけど、今時そういう事で繋がらせてるのよねー。ロボットの会社としても結局子供達の情報入手目的も提示され、恐い恐いなのだけど現実はもっと恐い恐いのかも。
B BOTが無いと友達になれないなんてとも思うがスマホが無いと友達が作れないと言っているのと一緒。学校持参でそこら辺ウロウロしてもお咎め無しはアメリカチックだが。
ベイマックも好きだったのであれよりは少しロボットもお話も劣化版という感じ。
涙腺がウルウルしっぱなし
『E.T.』を現代風にアップデートしたらこんな感じだろう。
配信では日本語吹き替え版を見たが、オリジナルのキャストが豪華なので言語版でも見てみたいと思った。一見、そっけない棒読みなセリフに聞こえるのだが、ロンの発する言葉にはどこか温かみと、一抹の寂しさが同居する。日本語の声優さんも上手だったが、ザック・ガリフィーナキスは、天真爛漫な迷惑キャラが得意中の得意だけに、声の基礎を作ったのは彼じゃないかと推測する。
それにしても、『さようならドラえもん』をマンガで読んでから45年以上の時間が過ぎたというのに、いまだにロボットと主人の友情物語には普遍の法則があるようだ。
てっきりピクサー作品だとばかり思っていたが、違うようで、もう本家を越えてしまったとすら思うので、ディズニー作品は侮りがたし。とも思ったが、違うようで…
2022.1.30
AIが当たり前にある世界に生きていてそのうち支配されてしまうんじゃ...
AIが当たり前にある世界に生きていてそのうち支配されてしまうんじゃないかとヒヤヒヤするシーンがあったけど、別に人間だけが友達ではないんだなと思った
ボクの役目は友達を作ること
かわいらしくてステキで本当に大切なこと教えてくれるポスト・ベイマックス(それほどアイコニックではないけど…?)
HOW TO BE MY FRIEND
・LIKE ME
・STAY WITH ME
…Do you LIKE it?
BEST FRIEND out of the box 友情インストール中…ポンコツ!答えはバブル・ネットワークに?バブル・ネットにつないで。最新型ロボット型デバイス"Bボット"を誰もが持っている世界、ただ一人持っていない少年、父親と祖母と暮らしているバーニーの誕生日プレゼントに。登録名 : アブサロム?ディキディキダカ♪いじめっ子の首はもいじゃえ。友だちはいつも6フィート(2メートル)以内
裸だし友達作れないカレにはベストフレンド・ステッカーはまだ早い。納屋に友達いない。『E.T.』などの子供 × 不思議な生物 = 心温まるドラマ。ほどよくライトなユーモアとハートウォーミング。埋め立てゴミみたいな2人。18分間の休み時間は一緒にベンチに座る友達もいなくて地獄だけど、ぼくは嫌われてないよ。気にされてないだけ友達ゼロでSNSもしてないけど、今は友達が一人いる。電気が一番、深まる絆にハイタッチ。王道についつい応援したくなるし愛着覚える。
STAY FRIENDS 友達になろう!当初思い描いていたものと違っても、完璧じゃなくていい、ぜんぶ一緒じゃなくていい。いつしか忘れてしまったあの頃の純粋な気持ち、夢と金。学生への説明会などではいいこと言ってみても結局金儲けしか考えてない拝金主義企業にも、いいねや視聴数に囚われたSNS中毒・依存症にも見てほしい。シェアにコメント、マッドマックス+セサミストリート?ザック・ガリフィアナキス、ジャック・ディラン・グレイザー、オリヴィア・コールマン、エド・ヘルムズ、ジャスティス・スミス!魅力的なボイスキャスト。大のベイマックス好きとしては見逃せなさそうな本作がもう配信登場。スクールカーストも超えて友達できて、スティーヴ・ジョブズもビックリ?スターウォーズもマーベルも、世界牛耳る絶対的コンテンツ帝国ディズニー傘下に入ったら容赦なく画面の隅を埋める小ネタとして出させられる使命・運命を負う。未来の友情の世界へようこそ!
ノープロブレム!Friendship is a two-way street. We're not...not your friends. サイコな友達を連れ戻せ!Welcome to the future of the friendship!
勝手に関連作『レディ・プレイヤー1』『シュガーラッシュオンライン』
楽しいけど悲しい。
全体的に楽しいし、ロンがかわいいです。
ただ最後は悲しい。広い意味ではハッピーエンドだけれど自分はあのラストでは笑えない。
ディズニーだからもう少しハッピーできなかった?と思ってしまいました。
楽しく後味スッキリ、といったらそれとは違う作品でした。
上映ギリギリでみましたが、みてよかった!とは思ったけれどまたみたいとは思いませんでした。
ラストが違ったら全く違う印象だったと思います。
また改めて評価はあてにならないと感じました。
自分でみてみないとというのは変わらないな、と。
ハイテク映画のエンドロールがレトロで最高!
公開をずっと楽しみにしていた作品。
公開日の朝イチで鑑賞。
ディズニー作品かな?と思われがちな作品ですが20世紀スタジオの作品です!
とりあえずロンが終始可愛い!!
可愛いロンを見るためにお金払ったと思っても良いくらいロンが可愛い1時間46分間でした!
近未来なハイテクロボット映画のエンドロールがドット絵なのが最高…!
ハイテクロボット映画のエンドロールで観るレトロゲームは感慨深い…!
SNSや電子機器が発展している近年も便利で素敵ですが、少し不便でもハイテク機器が発展していない時代に戻りたい気持ちにもなりました。
映画館で映画観賞後、即座にスマートフォンの電源をつけてポスターの写真を撮ってる私も立派なハイテク機器依存ですね。
SNSでリアルの繋がりが薄れる現代社会を皮肉る描写やブラックジョークも満載。
終始SNS時代へのお説教くさい映画です!
こういうストーリーだと仕方ないのかなぁ…。
内容はポップでコミカルでテンポよく進む子供向け感が強く20世紀スタジオが作る子供向け作品感をひしひしと感じます。
子供向けアニメーションが好きな私と母には大満足な作品でしたが、ベイマックスを思い描いて観に行ってしまうと残念と思ってしまうかも。
ディズニースタジオジャパンはベイマックスもロンも友達ロボット推しな宣伝なので、どうしてもロンとベイマックスが比較されたり、ベイマックスを想像して観に行ったら違くて残念と言われがちな印象が強く悲しいです。
子供向けで無理矢理なこじつけ感もあるストーリーですが、ロンはロンの良さがありますよ。
全く違う作品として楽しんでほしいです!
友達の作り方
見る前から予告編で僕に刺さりそうな映画だなと思っていたが予想の通り深く刺さった。
便利な世の中で人が忘れてしまった友達の作り方をバグが発生して不便なロンとの交流を通じて思い出していく過程が丁寧で後半ボロ泣きした。
大人にも見て欲しい映画。
みんな持ってるものを自分だけ持ってないのは辛いよね
とりまロンが可愛かった。本当の友情とはなんだろうね、って映画。デジタルネイティブ世代の子供たちのお話を大人たちが作ったな~感は否めないが、また20~30年後に観ることがあったら違う感想が出てくるかも。海外のアニメは庇いようがないTHE悪役が出てくるな。
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