「『キャロライン♥』は一人で終末旅行に出発しなければならない。」ミッドナイト・スカイ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『キャロライン♥』は一人で終末旅行に出発しなければならない。
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『Tennessee Whiskey』
クリス・ステイプルトンで始まる。
良いテーマを題材にしているが、色々な事を盛り込みすぎて、残念ながら全て中途半端になってしまっている。
ロードショーで2年くらい前に新宿で見た。
本日は3回目の鑑賞になる。
『世界の終わりの天文台』を読んだ。映画だから仕方ないが、小説では少女の正体は早くから明かしていたと思う。
さて、結局、一組3人の家族が残った訳だが、残念ながら、彼らは『アダムとイブ』にはならない。だから、人類の終末と言う事。生まれた子供が人類の最後。
理由は、新井素子先生の『チグリスとユーフラテス』や手塚治虫先生の『火の鳥 望郷篇』を読むべし。
しかし、似たような少女を探したものだ。少女終末旅行だよ。『キャロライン♥』は一人で終末旅行に出発しなければならない。博士の見る幻想を、これから起こる少女の話と捉えれば、許せる話だと思う。つまり、そうならば、傑作になるのだが。原作はそうだったと思うが、演出家や制作者がそのように表現していなかったと感じる。つまり、地球に対する望郷を破滅として描いている。その点を減点せざるを得ない。
ニール・ダイアモンドの『スィート・キャロライン』2曲とも白人男性には人気があった。
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