キャリー(1976)のレビュー・感想・評価
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お墓があれば私も花をたむけよう
個人評価:3.7 可哀想なキャリー。 細く繊細な白い少女。誰からも愛されず死んでいく。救いのない物語に、ただただキャリーが哀れでならない。お墓があれば私も花をたむけよう。
今までで最低の映画。 いじめはよくないし、悪ふざけにも度が過ぎたこ...
今までで最低の映画。 いじめはよくないし、悪ふざけにも度が過ぎたことをされたが、相手を殺すほどのことでもないし、無関係の人たちも無差別で皆殺しとか考えられない。 一体何を言いたいのか全く分からない、監督の人間性を疑う。
ホラー映画の良さが詰まったキャリー
ホラー映画に抵抗があり食わず嫌いをしていましたが、鑑賞してみて本当に驚いた作品。2013年のリメイク版を鑑賞し、オリジナルの素晴らしさを実感し再視聴。 原作の力はもちろん大きいですが、芸術的なホラー映画に仕上げた監督とキャリー役のシシー・スペイセクはすごいなぁと思いました。映像の見せ方、音楽の使い方、そして無駄がなく不要なシーンもないといえる完璧な脚本。 悲痛で惨めなキャリーに同情できない怖さを演出しながらストーリーが進むことも、この映画を観る人間の恐怖を増長させている気もしました。 ホラー映画といっても、スピード感やグロさを求めている方には期待外れかもしれません。ホラー映画を食わず嫌いしている人にこそ見てもらいたいなと思います。
目を見開きながらのテレキネシスに戦慄!
"キャリー" シリーズ第1作。
レンタルDVDで鑑賞(字幕)。
原作は未読、2013年版は視聴済みです。
最初に言わせて。女子って怖ぇ…
シシー・スペイセクをはじめ、高校生役の人たちが全く高校生に見えませんでした。シシーは当時26歳だそうな…
ですが、そんな些細なことはクライマックスの凄惨場面でものの見事に吹き飛びました。ヤバさは2013年版が霞んでしまうくらい、本作の方がダントツで上でした。
目を見開いて、テレキネシスで自分を苦しめた奴らを血祭りに上げていくキャリーが怖いのなんのって…。画面分割演出が上手いなと思いました。照明が赤くなるのもグッド!
ラストもかなりショッキングで唖然としました。
※修正(2021/11/25)
ホラーが苦手な人は、学園モノとして観てみて
初見でした。一般的にはホラーのようですが、僕的には、青春映画、学園モノの色が強かったです。 虐められている女の子が、イケメンから高校最後のダンスパーティーに呼ばれて、すごーく幸せそうになった後で、酷い仕打ちを受ける、というストーリー。 パーティーにおいて、女の子が純粋無垢で本当に幸せそうにしてるシーンをこれでもかと映して・・・溜めて溜めて・・・かーらーのー・・・酷い仕打、どーん!この流れが何とも切ない。キャリーよ!クソどもを全員ぶっ殺せ!!!ってなる。 カメラワークは、デパルマって感じですね。グルグル回り撮り、スプリットスクリーン、クライマックスのスローモーション。 あと音楽が最高。この辺もデパルマっぽさ全開。 そしてなんと言っても、この映画は主人公の女優さんが良い。迫真の演技です。てゆーか、この人は、リングの貞子のイメージの元ネタだよね(・・・多分)。 あと全然関係ないですが、キャリーが炎に包まれるシーンが、すげーカッコイイ。PS2のゲームである、バイオハザード・コードベロニカにも似たようなシーンがあったなぁ。多分パクったな・・・。 観て良かった。
いじめ問題
冒頭のバスケットシーンからシャワーシーンへ。かなりエロチックな映像で始まるのが印象的だが、ちょうど初潮を迎えたキャリーはいきなり超能力を発揮してしまうのだ。 今でこそイジメ問題が深刻だったりするけど、この映画公開当時はイジメも激減していたような気もする・・・なんとなく。 クラスメートのクリス(ナンシー・アレン)、トミー(ウィリアム・カット)など、70年代の輝かしい若手俳優たち。そしてジョン・トラヴォルタの存在という豪華な顔ぶれだった映画だ。ナンシー・アレンはデ・パルマ監督と一時は結婚していた・・・もちろん、シシー・スペイセクはオスカー女優としていつ見ても名女優ぶり。 キング&クイーンとして舞台に上ったキャリーとトミー。改めて感じるデ・パルマ映像のスローモーション。なぜだかしつこいくらいに長いスローだ。それでも先生に裏切られたという感情を表現するのには効果があった。そして、『サイコ』と同じバイオリンの効果音。プロムのカタストロフと家に帰ってからの心中のような結末。それにすべてが終わってもスー(エイミー・アーヴィング)の夢の中で襲われる恐ろしさ。ホラー映画は最後の最後まで目を離せないパターンを作ってくれたことにも感動だ。 トミーまでが死んでしまったのに、スーが生きていることにもキャリーの怨みが感じられる。
シシー・スペイセクの怪演に尽きる。
デパルマ。シシー・スペイセクの怪演に尽きる。誰がいい人で誰が悪い人なのか多少混乱するところもあったけれど、70年代のある種喉の渇きを覚えるような陽気なガールたちの中に渦巻く薄暗い世界に生きるキャリーの表情には惹き込まれた。最後のびっくりシーンは文字通り飛び上がりました
シシーの存在に尽きる
カメラワーク、サイコを思わす音楽もいい が何より主演女優シシーだ 彼女の持つ、彼女ならではの雰囲気が正にキャリーの迫真さを生んでいる キャリーの母親役の女優も素晴らしい クラスメート達や先生の演技も良い ブレイク前のトラボルタも頑張っている しかし、やはりシシーだ 彼女の存在無くしては本作の成功は無かっただろう。名作たりえなかったはずだ 身近にいそうな、そして同じように同性から苛められていそうなそんな女の子をシシーがそのものズバリで演技してみせる、というかそこに居るだけで彼女そのものなのだ 小柄で痩せ過ぎ、美人とはいかない、がほんの少し可愛い、運動音痴だから色も青白い、引っ込み思案で内省的。でも芸術を好む美しいものを感じる感受性は豊か きっと思い浮かぶ女性があなたの周囲にもいるはず だからこそ物語が嘘臭くなくなり迫真さが違って来ている トミーも悪巧みと知りながら頼まれたからプロムに誘ったものの、ちゃんとドレスアップして化粧もすれば割と可愛いなこいつとキチンと紳士的に応対する演技が説得力を持って成立するのだ シシーの持つ容姿と雰囲気が絶妙のバランスなのだ それだからこそクライマックスに至る彼女の尻込みと陶酔するような幸福感、そして驚愕、屈辱の怒りの爆発、悲しみ、絶望、を単に共感するだけでなく、観る側が自分自身のものとして感じる事ができるのだ そしてクライマックスの惨劇がある種のカタルシスになる力を持つに至るのだ 中盤、アメリカングラフィティを思わせる、車で街を流すシーンがあります 監督はルーカス監督と仲が良いようで、メイキング映像で本作のオーディションはスターウォーズの第一作と共同でやったと話してます
もう40年近く誤解していたことになりますがこれはちっともホラーでは...
もう40年近く誤解していたことになりますがこれはちっともホラーではなくて、狂信者の母に支配され学校でも虐げられたいたいけな少女の清らかな魂の解放の物語。
豚の血を浴びたキャリーのスチルが当時小学生だった私を怯えさせていたわけですが惨劇に至るまでのキャリーはあまりに可憐で眺めているうちに涙が出てくるほどで、プロムキング候補のイケメン、トニーと恥じらいながらチークを踊るキャリーに実際泣きました。
映像は演じるシシー・スペイセクの向こうが透けて見えるようなきめ細かい肌の質感を見事に捉えていて溜息が出るほど。キャリーの受難を暗示するように直接的またはサブリミナル的に繰り返し十字架が浮かび上がる仕掛けも洗練されていて美しい。70年代のオトナはこの映画の魅力を子供達にちゃんと伝えるべきだったと思います。
学園モノ青春映画
オープニングが最高にヤバくてデ・パルマのエロと変態性がハマりセンスも良い。 キャリーが可哀想で顔はともかく身振り素振りが可愛く感情移入してしまいプロムのシーンからは応援の眼差しで鑑賞。 キャリーは自分の家庭環境がズレていることを解っているし変わろうと努力する初々しくて優しい気持ちの女の子であの母親でも愛する気持ちを忘れずに健気だ。 ホラーのインパクト大だが劇中での中心は基本的に学園での出来事で青春映画として楽しめる。 プロム会場での惨劇は怖すぎだが自業自得な連中と犠牲になった彼氏は可哀想。
思った程ではない
ホラー系はあまり得意ではないが、ホラーの名作として評判なので、いざ鑑賞。 もっとスリリングな展開と、じわじわっとくる恐怖を期待していたのだか、それ程ではなかった。また、狂信的な母親がもっともっと予期せぬ動きをするのを待ってたんだけど、予想の範囲内だったかな。 ただ、最後の夢のシーンは驚いたし印象的。みんな死んじゃったのね。 リメイク版があるようなので、現代版の『キャリー』も体験してみようかな。
逆に・・・
なんか見ててお母さんやっぱ怖いな、と思った しかも、学校もいじめの域を越えてるし もう犯罪でしょ いじめっこがとにかくむかつく すっごい面白かったけど、展開が早かったのとラストが原作と違ってたのがちょっと残念 でも、ホラーなんだけど女子が見たら(男子もかもしれないけど)私も変われるんじゃないかって思えるような作品
一番怖いのは人の恐怖。
なんだかホラーって言うよりキャリーが可哀想に見えてくる。偏った宗教感の母親と人間の憎しみの方が悪魔かなと思えてくる。 最後のプロムのシーンで女教師が嫌がらせセットを発見した生徒を引きずり出したのはセットを知っていたのかな?知っていたのならばこれが1番の恐怖かな~。ちなみにジョントラボルタとナンシーアレンが出演してるとはかなりテンション上がりました。特にナンシーアレンめちゃ可愛い~。
シシースペイセクが秀逸
元来ホラー映画は苦手だが、薄幸の少女を見事に演じたシシースペイセクの演技に思わず引き込まれたのを覚えている。 あまりに薄幸役がはまっていたので、シシースペイセクがJFKで子沢山の奥さん役で出てきた時、「幸せになってよかったなあ」って。。 アホか、俺は(;_;)
主人公の不気味さ
原作、リメイクは観ていません。 リメイク版キャリーの予告を見たとき、違和感があったんですよね。こんなかわいい子が何でいじめ?って。 今回オリジナルを観て主人公のキャリーの幸薄そうな、少し不気味な感じが怖かったです。超能力使うときの眼がぎょろってするとことか。古い映画特有の画面が少し曇っているような映像も恐さを引き立たせる気がします。 ただスーが本当に罪悪感からトミーにキャリーを誘うように言ったのかが分かりづらくて、ずっと疑っていました。ごめんね(笑) 最後のシーンも若干後味悪い感じが不気味で、なんとなく話の結末を知ってる人でも楽しめる(ホラー映画として)のではないかと思います。
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