劇場公開日 1977年3月5日

「殺ったれ!殺ったれ!」キャリー(1976) 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5殺ったれ!殺ったれ!

2022年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

悲しい

怖い

この映画ね、また別のところでイメージが強烈なの。
というのは、筋肉少女帯の「ノゾミ・カナエ・タマエ」の原題になっている映画なので。
その時突然に奇跡が起こった♪ほら彼女の屍が♪朗々と歌いだした♪
ノゾミ♪カナエ♪タマエ♪
全て♪燃えてしまえ、みんな同じになれ♪誰もが、漂う小さな灰に還れ♪
ですよね。

あっ!レビューレビュー…
キャリーがね、ステージで豚の血を浴びせかけられたシーンだとか、母親からの虐待受けるピークだったりね
観ているこっち側も、もう「殺ったれ!殺ったれ!」モード全開なわけですよ。
サイコキネシスバリバリ全開で殺ったれ!ですよ。
この映画観で共感して、超能力欲しいって望んだ子って、かなり多いんじゃないかな。
でね、この映画が元祖なの?
「終わったように見せかけて、実はまだ終わっていませんよー」的なシーンをラストに入れて驚かせるのは?

でね、フライヤー裏面の解説を読みかえしてみたの。
したらね
「あまりにも凄まじい場面に、全米各地で失神者続出!」って書かれているの。
『エクソシスト』といい『オーメン』といい、当時の米国の人々って、ほんっと感受性強かったのね。
逆にゾンビ物だとかリングシリーズだとか観ても失神しない現代人ってか日本人って、他者への共感薄いかもなのね。
それがちょっと寂しい気も。

野球十兵衛、