「家族になろう(ハンガリー編)」この世界に残されて bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
家族になろう(ハンガリー編)
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人に聞いた話では、ハンガリー料理は悶絶するほど不味いらしい。なんて言う先入観があったもんだから「塩が足りないって言うレベルじゃ無いんちゃう?」などと。一人ツッコミ入れてたのは私です。
東欧作品の時間感覚や会話の間。ゆったりとした歩く速さのカメラの動きや照明の暗さ。などなどが、結構好き。「小津的」、なんて今時言うのは野暮過ぎるでしょうけども。
家族を失ってしまった、残留ユダヤ人達が、家族を再生して行く物語は、42歳の男性と16歳の少女の同居生活と言う、倫理観を疑わせる関係性を軸に展開して行きます。
アルドに父親の姿を求めるクララ。死んだ様に生きる孤独なアルド。共にナチの迫害から大切な家族を喪くした過去を持っていますが、直接的な描写が無いところも、特に大きな事件があるじゃ無しで平坦なストーリーなところも、ありきたりなユダヤ人ものと違ってて、個人的には好印象でした。
製作のモニカ・メーチは、ちょっとビターな歳の差恋愛ものの「心と体を」も手掛けた人。恋愛ものに安易に行かなかったところも良かった。
良かった。好き、結構。
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NOBUさんのコメント
2021年2月21日
今晩は
欧州映画でも、国によってテイストが違う感じがしますね。
私には、デンマーク映画が、合うような気がしています。
では、又。
これからも、宜しくお願いいたします。
こころさんのコメント
2021年2月21日
bloodtrailさん
コメントへの返信有難うございます。
アビゲール・セーケ、まさに少女から大人の女性に🦋でしたね 👀
次回作(恋愛ものでお願いしたい)が楽しみです🎥