「え、これで終わり?少し唐突感があります。この後に起きる歴史上の不幸な事件の前日譚と思えばいいのでしょうか。」この世界に残されて お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)
え、これで終わり?少し唐突感があります。この後に起きる歴史上の不幸な事件の前日譚と思えばいいのでしょうか。
1948~50年、53年の東欧ハンガリーを舞台とした作品です。
見終わったあとの感想としては、正直これで映画を終わるの?という印象です。
ナチスドイツのホロコーストを生き残った42歳の中年男性医師と16歳の少女が出会い、惹かれあい、一緒に暮らしていくが、ソ連の影響が身に迫って・・・というお話。
色々な方向に話を導くことができる素材ではありますが、映画の中では結末は大したこと起こらず家族構成に変化はありますが、ごくありふれた平和な姿で終わります。
旧ソ連の影響力が強くなっていくなかで人々の暮らしを淡々と描いた作品なのでしょうか?
歴史において、1953年に旧ソ連のスターリンが死んだあと、1956年にハンガリー動乱と呼ばれる反ソ連運動が起きますが、武力鎮圧されています。
反ソ連の家族の描写もありましたが、この不幸な事件の前日譚と思えばよいのしょうか?
(自分は世界史でチョッとだけ習った程度で詳しくないので、作品の背景を理解しきれていない部分があると思いますが・・)
コメントする