妖怪大戦争 ガーディアンズのレビュー・感想・評価
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帝都は滅びのまどろみの中
前作『妖怪大戦争』(2005)で妖怪たちと戦った魔人、加藤保憲の封印を解かんとする妖怪獣と、渡辺綱の末裔「破風なき家の子」と日本妖怪たちの戦いが見せ場だが、最終的には、戦いではなく、怨念の集合体である妖怪獣を鎮めるという振る舞いを選ぶ。
永久保貴一のマンガ『カルラ舞う!』では、怨霊を鎮めるために大祓詞という祝詞を宣読する場面があるが、渡辺兄弟と妖怪たちは「鎮め歌」を歌うことで妖怪獣の荒魂(あらみたま)を鎮めた。ぬらりひょんは、争いではなくこれが我ら妖怪のやり方だった、と呟く。前作のラストで、「勝ち戦のようです」と告げる京極夏彦演じる神ン野悪五郎に、水木しげる演じる妖怪大翁は「戦争はいかんです、腹がへるだけです」と答えるが、おそらく水木の言葉を踏まえた荒俣宏の演出なのではないだろうか。
ところで、これはちょっと深読みしすぎかもしれないが、フォッサマグナから太古の化石の怨念が結集して妖怪獣が生まれた、という設定だが、意識というか「心」を持たない生物が怨念を抱く、というのは矛盾であるように思える。妖怪獣は巨大なアンモナイトに人の顔がついているような姿だ。つまり、フォッサマグナに閉じ込められた生物の中には、原生人類の祖先にあたるホミニド(霊長類)もいて、海底の隆起や岩石の堆積といった一種の「自然災害」で死んだのではないか。その荒魂に復活の力を与えた者がいたはずで、それが加藤先生だったのでは。そんな推理だ。
ちなみに、こんなご時世なので、アマビエが登場するかと期待していたが、発見できなかった。やや残念。武神=大魔神を見れたのはよかった。
クソ映画
ストーリーの導入から観る気が失せる。テレビ特有の上から目線の人道・道徳精神を食卓で母親に解かれる場面から始まる時点で「うっわおもんな」と声が出た。話もバラバラで、各陣営がどんな行動原理でどんな心情があり、何をしたいのがまったく伝わってこない。(あるにはあるが表面的でペラッペラ。もしかして子供を舐めてる?)
寺田心くんの演技もしょうもない。というか、制作陣があの歳の子供に期待しすぎだと思う…。周りの演者がフォローできれば良かったけどそれもなかった。
主人公の味方も少ない上に弱すぎる。誰一人共感できる人物がいない中で、天邪鬼だけはキャラクターとして比較的受け入れられるが、それも後半に裏切るから中途半端な友情しか描けていない。
途中から「みんな死ぬ」だの「生け贄」だの「一人でも逃げない誠の勇気」だの言葉だけがデカくなって肝心のストーリーの中身が何一つ進まない・主人公が活躍しない。今のテレビのコメンテーターみたいだね。
もはや書く気も起きないがラストも酷い。
観ていて面白くない映画はあるが、観ていて不快な気持ちになる映画は珍しいと感じました。
あと戦争してない。
大魔神VS妖怪獣の大バトルを期待したが…
「妖怪大戦争(三池崇史監督版)」シリーズ第2作。
Amazon Prime Videoでレンタルして鑑賞。
小説版(荒俣宏・著)は未読です。
大魔神、スクリーンに復活!―と云うビッグ・ニュースに歓喜しました。深夜ドラマで新作を放送していたこともありましたが、まさか令和の世に映画で大魔神が復活するとは夢にも思っていなかったので、特撮ファンである私は大興奮!
しかも旧大映のもうひとつの看板であった妖怪シリーズとのコラボレーション、2005年版「妖怪大戦争」をヒットさせた三池崇史監督がメガホンを取り、しかも昨今の怪獣映画の再ブームに乗っかったのか、まさかの"大魔神VS妖怪獣"と云う怪獣対決を全面に押した宣伝に、一種のカオスを感じましたが、公開を楽しみにしていました。ですが、新型コロナが怖くて映画館に行くことが出来なかったのは非常に残念…
で、今回鑑賞したのですが、個人的には期待外れでした…
前回のリメイク版でも"大戦争感"は殆ど無かったのに、今回はそれに輪を掛けて"大戦争感"がありませんでした。日本の妖怪は臆病なので、戦う段になったら逃げようとするのも分かるのですが、もっとどうにかならなかったのかな、と…
フルCGで躍動する大魔神と妖怪獣第1形態の戦いは、大魔神が骨龍に跨がり空を駆けて剣を振るうなど、とても迫力のあるものでしたが、その後の展開がいただけない…
歌で怨霊を鎮めて解決、と云うのは展開的に無理は無いものの、CGの予算が尽きたことを誤魔化すためにしか思えず、妖怪獣第2形態と大魔神の壮絶なバトルを期待していた私は、大きな肩透かしを食らってしまったのでした。
大魔神の困り顔なんて、正直見たくなかった…
大魔神にあんな顔させたのは有り得ない
2005と同じ監督とは思えないぐらい内容がめちゃくちゃ。KADOKAWAの得意技、上げて落とすだね。そんなのはよくある事だからいいけども大魔神が腕をかざした時奥の手があるのかと思ったら怯えているだけだった。表情コロコロと変える遊びのためにあの設定を使ったのが酷すぎる。おまけに妖怪に当たり散らす始末。怒りが収まらないことはあったがそんな八つ当たりではない。
脚本が崩壊していた
中学生の頃、神木隆之介主演の妖怪大戦争観に行ったなと懐かしさを感じ今作も観に行きました。
妖怪たちのメイクやCGはすごかったのですが、脚本はグチャグチャでした。
伏線とか全くないからなだめる歌とか訳が分からない。
名前を付けられると力が弱くなるキツネも「?」マークが浮かびました。
結局めっちゃ力発揮して消えちゃうし笑
歌を歌ってるシーンはどういう気持ちで観ればいいのか分からなかった。
前作の主人公に悪役を演じさせるってどうなの?
寺田心くんより弟役の子の方が可愛かった。
子供と一緒に楽しみました
迫力のある映像と音で映画館で観れて良かった!と思える作品でした。妖怪達の特殊メイクとCGが美しく、特に玉藻前に魅了されました。どの妖怪も愛嬌があって憎めない。
親としては、兄弟のいる子供達にお互いが大事な存在だと気づいて欲しい。戦わず許す事を学んで欲しい。そんな願いを伝えてくれるお話で良かったと思いました。
お話は子供でもわかりやすくて良かったのですが、もっと詳しく見たかったなと個人的に思ったので⭐4.5とさせていただきました。
子供向けの冒険譚としては及第点
これは普通のアクション映画と思って行くと
ふざけるな〜!と憤慨されると思いますが
しかたないんです!荒俣宏と京極夏彦たちの
考える妖怪観というのはそういうものなんです
妖怪は戦争しない なまけもので
弱くて 面白がりで 憎しみを持たない
だから団結してもすぐに逃げるし
戦うよりも小豆洗ってるほうが良い奴もいる
本当に大切な決断は暴力なんかじゃない
そういうノリなんですこの映画
(鬼と土蜘蛛は例外ですがそこらへんは
親御さんたちが説明してあげて欲しい
彼等がどういう存在なのかをね)
前作よりもそこらへんのメッセージは
より直接的になってるとは感じました
ここからはちょっと苦言を…
大魔神の扱い悪すぎるわ〜〜〜!!
アラカツマ様をなんだと思ってるんだ
変顔もさることながら
空気読まなさすぎ…昔の大魔神なら
桜とともにお帰りになると思うんだけどなあ
そして将門さまと加藤保憲
前作にも加藤はいたけど
これって帝都物語知らないと意味不明よね
神木隆之介くんの加藤保憲は似合いそうで
続投はして欲しいんだけどね
日本を壊したがってたアイツが
現代では軍人では無く教師になってたのは
ちょっと意味深だったりして
?!(ネタバレ注意)
寺田心君の、普段からよく見るキャラクターが好きなので、その応援と、前作の面白さを知っているので期待して見に行きました。
未曾有の危機感が無い。
至る所で「?!」という感情です。
冒頭の、「第一異常発見者の死亡」からのタイトルは興奮しましたが、その後は下降。廃学校?はどこにあるのか、大惨事のなか、お母さん無事なの?学校はボロボロなのに!と色々な所に気が散りました。
神木隆之介くん版の際は、自分が幼かったこともあってか、非常にワクワクして観た記憶があります。色々な妖怪が登場するシーンでは、そのワクワクが続いていましたが、一体どこからワクワクが消えてしまったのか不明です。(狐(杉咲花)がひたすらカッコよく、雪女(大島優子)がひたすら美しくて良かった。壇蜜かな?と思っていました。)
突然のミュージカルは、好みが分かれそうです。鎮魂のシーンだなと解釈出来たのは良いですが、俳優さんがものすごく熱演されていてすごいなと。自分だったらこの脚本で感情移入出来るかしら、と感じます。自分事で恐縮ですが。
気になる点を挙げればたくさんになりますが、兄弟の絆を描いていた部分が薄めでした。
感染症を避け、平日の夕方で観ました。そこそこ大きなスクリーンでしたが、私を含めて3名ほどでした。1900円支払うよりも、少し待ってレンタルか地上波かで良かったなと思います。
神木くんの「あーあ。」は、観た側の感想のように解釈してしまいます。
個人的過ぎる感想として、
寺田心君も弟役の子も、立派に俳優さんをして欲しいです。( ﹡・ᴗ・ )b
東儀さんが3人
前作の妖怪大戦争は観ていません。
太古の断層から蘇った妖怪獣で始まり、更に不気味な「第三の存在」を匂わせて終わる、魅惑的なストーリーでした。
妖怪が名前を呼ばれると魔力がダウンすると言うのは、ファンタジー的によく分かります。ただ、ぬらりひょんや茨木童子や隠神刑部とか、どの妖怪も非常に個性的。やはり何の妖怪かは知りたい。次回はカッコ付きのテロップで、呼び名を示してくれたらうれしいです。
狐さん(九尾の狐)と渡辺ケイのやり取りが本作の一つの筋になっていますが、狐さんと元祖渡辺綱の千年の恋が麗しい。そう言えば、「白蛇:縁起」の白蛇の化身と青年の恋も千年越しでした。
正攻法の「鎮魂」で妖を治めるエンディングが実に優しくて美しい。鎮め歌によって、怨念が桜に変わるシーンは秀逸だったと思います。
ただし、世界の妖怪が助っ人になってくれないストーリー運びは、ちょっと残念。思いっきりミックス、フュージョンでいって欲しかった。
東儀さんが3人登場したり、ケイの兜の額当に「TSUNA」とローマ字で入っていたり、細かなところに機智が溢れていました。
大魔神は僕らの大ヒーローでしたが、敗色が濃くなったら、情けない変顔に変わりました。あれは有名なキャラだったりするのですか? とにかく次回も登場を期待します。
凪
正直に言うと感動はしないしギャグは滑ってた。
ただ、じゃあ大外れのクソ映画かと言われたらそこまででもなく普通に見れた。
妖怪の特殊メイクとかその他諸々の特撮パートはすごかったと思う。
また、怨念を鎮めるという展開はなるほどと思った。
鎮魂歌も綺麗で素晴らしい。
ただ、それ以上の感想が出てこない。
また寺田心くんが小学五年生は色々無理あった。
ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデル
評価の低さからあまり期待はせずに鑑賞。そのおかげか、特別酷い作品ではないなと思いました。
GOOD POINT
・CGが良い
妖怪のCGが現代ぽくアップデートされており、中々見応えがありました。タヌキもぽんぽこしていて可愛かったです。
・主人公兄弟の演技力の高さ
寺田心くんと、猪股怜生くんの喋りのうまさが素晴らしく、こんなにも子役で聞き取りやすい演技は彼ら以外に出来る人はいないんじゃないかなと思ってしまうくらいでした。心くんは叫びの演技が多かったので、勿体ないなと思ってしまいましたが。
・テーマ
悪いことをしたらちゃんと謝るという、かなり擦られたテーマではありますが、そのテーマを堂々と使っているあたりには好感が持てます。
BAD POINT
・妖怪大戦争とは…
妖怪が付け合わせでしかなく、まともに戦争どころか戦っている描写がなく、いざ戦っているシーンも人間VS妖怪、しかもその戦いもしょぼいという有様。そこを期待して見に行った身としてはがっかり。
・謎すぎる歌
この映画はファミリー映画として(多分)作られたはずなのですが、終盤の長めに歌うシーンが割と謎でした。そういう伏線が敷かれているならばまだ納得がいくのですが、そういうのも無いのでなんとも。歌もよくわかりませんし。
・俳優・女優が誰だか分からない
事前情報をあまり入れていなかったがために、殆どの役者さんが誰をどう演じているのかが分かりませんでした。大倉孝ニさんや遠藤憲一さんは割とすぐに分かったのですが、エンドロールを見るまで分からなかった人も多くいました。豪華俳優たちを使っておいてこれは完全な無駄遣いです。
・あのお方とは…
しょっちゅう使われていた東京に封印されている「あのお方」ですが、最後まで何も謎が判明されないので?でした。脚本がうまくできなかったが故に、このフレーズに逃げたように感じました。
・オチが謎
最後に神木くん演じる先生が出てきますが、ボロボロの教室で淡白なセリフを吐いて終わりますが、続編を作ろうとしているのか、それともぶん投げエンドなのか。この作品こんなんばっかりだなと思いました。
思っていたよりマシというだけなので、微妙な作品である事に変わりはありません。三池監督ももう少し仕事を考えましょ…
鑑賞日 8/16
鑑賞時間 10:55〜13:00
座席 K-11
楽しませる対象が不明
ネタバレをかなり含みますので、
見てない方はここで見るのをやめてください。
まず初めに、
私は他者の評価を否定する気はありません。
感じ方は人それぞれなので、
その点を皆様もご理解頂いた上で以下お読みください。
結論から言うと
子供向けと思いつつも結果的に誰をターゲットにしているか意味不明な作品。
1.子供には刺さるかなというレベルの恐怖演出
妖怪を大きくアップで写し、こころ君が叫び恐がる事で恐怖心を煽りにきていて、まるでお化け屋敷を思わせる演出だなと感じました。
2.内容が雑
いくつかお話させていただくと、
わりと序盤で夜に同級生と思われるメンツでおみくじを引きに行きますが、なぜそこに行く事になったのかわからない。
天邪鬼がそのままの意味と反対の意味と両方話すのでややこしいというか・・・なに?
九尾に名前をつけてしまった件がありますが、
そもそも名を受け入れる事で弱体化する事前情報が
無いのでキツネさんと言う名を受け入れた描写を再度出されても、あ!あの時!!みたいなものはありません。
武神様の所に弟よりも先にこころ君が向かって起こす流れだったけど、九尾と天邪鬼と龍に乗って移動したあの場所はいったいなに?
瓦礫で鬼の大将が下敷きになり敵ながらも天邪鬼の友達だから助けてあげたいとするも(瓦礫の下敷きを脱せないレベルで弱いのかい!)、助けないと先に進まないからか九尾がまさかの命掛けて救助、と言うか転送?しかも武神様の前じゃなくて妖怪獣の前に。
武神様の足受け止めれるならどかせたのでは。
こころ君の祖先に渡辺綱という妖怪退治をしていた人物を北村一輝さんが演じていて、途中までこころ君の父の顔が伏せられてて、満を持しての様な演出で出た写真が北村一輝さん・・だからなに?
別に渡辺綱じゃないから意味がわからない。
妖怪大戦争とするも超大型1体に対して大勢の妖怪で
「妖怪大戦争じゃ〜!」は違和感しかない。
しかも結局戦ったの武神と龍と一応兄弟のみ。
強化されて復活した妖怪獣を成仏させる一連の件は
笑えもしない意味不明。
ぬらりひょんの「なにがおこった!?」のセリフが
いろんな意味でまさに的確すぎる。
あそこまでめちゃくちゃで母の事を忘れているのか
呑気な感じで妖怪とお別れEND
要所要所でクスっとでも笑わせたいのか、特にこころ君の鬼切丸獲得以降の衣装とか本気かギャグなのか・・・
その他細々色々ありますが、
こんな感じで結果的に誰を対象に作られているのかよくわかりませんでした。
最後に
・映画ラストに神木君演じる教師が加藤という名前で封印についての怪しい演出で終わり、前作のラスボスが加藤なので年齢的に時系列は今作が前作よりも前?
なんにせよ前作の主人公故に神木君やってほしくなかったな。
・エンドロールでその他大勢の妖怪を演じた方々の名前が一度に沢山出てきますが、それなら「妖怪の皆さん」みたいな物を頭につけてあげてほしかった。
・せっかくキャッチーというかノリノリなエンディング曲なのでキャストのみんなで妖怪ダンスみたいなもので閉めてほしかった。
・正直この内容なら福田雄一監督に作って欲しかったかな。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
ちなみに酷評な私ですが妖怪大好きです!
特殊メイクや衣装なんかでしっかりとした妖怪が登場している所はよかったです。
長々と失礼しました。
あのお方って角川の社長?
妖怪大戦争
もともとは「映画は大映」大映映画の
妖怪シリーズの一作として大映持ち前の
撮影技術を存分に生かした特撮で人気を博しました
それを2005年に妖怪と言えば水木しげる先生や
荒俣宏氏の監修も得て当時子役だった神木隆之介主演
三池崇史監督で製作されこれもヒット
今作はその2005年度版のリメイクと
いったところでしょうか
監督や一部キャストは据置されています
主演は寺田心となりました
で感想ですが
前半は主要な妖怪のキャラも立ってる感じで
なかなか面白そうに感じていたのですが
うおおおおおおーっ!ああああああーっ!
絶叫を繰り返す寺田心の貧相なリアクションに
だんだんイライラが積み重なり
132分もあるのに終盤はまとめきれなくなって
突然歌い出してごまかしだすわ設定を放り投げるわ
それでいて続編を匂わす伏線を出して終わるなど
すっかりダメ邦画の典型的な終わり方でした
映画説明や設定がメチャクチャすぎます
妖怪獣がどーんと登場した後で主人公が学校の
先生から日本大陸が東西に分かれていた理由等を
説明されるのですがそれが妖怪獣の説明になってる
ようなんですが全然一般論にしか聞こえません
主人公は平安時代の妖怪退治の専門家渡辺綱(わたなべのつな)
の末裔で兄(けい)弟(だい)という逆キラキラネーム
明らかに兄がくじを引いたから妖怪が会いにきたのに
くじを持って兄を追いかけてきた弟が末裔だとか言い出して
弟を連れていきます
この時点で???となります
兄は追いかけると狐面の女が突然度胸があるのかとか
聞いてきて不安定な足場を渡ってこいと
度胸試しをしますが兄は落ちますが
なんかそのまま話が進んでいったり
だんだん展開が雑になっていくのです
でとにかく前述しましたが寺田心の演技がひどい
おおおおーっ!とかああああああーっ!ってのを
あの独特の高い声でやるんですがまぁーイラッとくる
この子あんまり知らなかったんだけどもう13歳なんですね
見た目小さいけどしっかりしてるキャラを演じる
には最適かもしれませんがなんというか全然ダメ
なまじっか2005年の神木隆之介が神がかった
演じだっただけに比較しちゃいます
まぁ弟の演技もアレだったんで単純に
OK出してる大人側の問題もありそうですが
話が進むにつれてキャラや設定の杜撰さも
どんどんボロが出てきます
大沢たかおが演じる隠神刑部
狸を引き連れてアメリカンバイク乗りつけ
ド派手に登場してくる割には妖怪獣の邪魔するな
だけ言って去って行くしヤマ場ではいきなり歌い
始めるし意味が判りません
杉咲花がやる狐面の妖怪も名前を呼ばれたら
妖怪の力が弱まると自分で言っておいて
自分でキツネさんと言われて返事をして弱体化
バカですか?
そのあと弱体化したまま九尾の狐になって
力を発揮するのですがその時の表情を延々と
映すシーンも妙に長いし不気味なんで何が
やりたいのかわからない
天邪鬼も「本心の反対の事を言う」という
設定があるのですがだんだん普通に
本音言ってたりグダグダです
前半は良かったんじゃなくて雑な扱いが
後半までもたずにボロが出てきている
だけかもしれません
そもそも弟を生け贄にしないと
魔神様が復活しないとかあれだけ
言っておきながら別に必要なかったとか
そんなんばっかり
あとこれは個人的な印象ですが
三池監督の作品って全体の70-80%くらいのとこで
話を投げ出して急にいい加減になるとこあると思います
「Dead or Alive」の結末が急にドラゴンボールになった
やつとか(まあアレはもうネタ化してますが)
これが完全に炸裂した感じです
戦っちゃいけないみたいな最後をやりたいなら
鬼を助けるシーンを最後にもってこれば良いのに
蛇足感ありありでした
あと兄の長ダサい鎧の額の部分に「TSUNA」と
書いてあるのですが光の加減でずっと「UNA」
にしか見えません
あの方あのお方とか先生役で出てきた神木隆之介が
貼って終わっていきますがそんな事より
今作をもっとちゃんとまとめろよと思って
しまいます
コケてるんだかなんだかわかりませんが
こんなんでも続編が出来ていくならあの方ってのは
角川の社長なんでしょうね
各妖怪のキャラより俳優陣のキャラの方が立っているので妖怪物というよりコスプレ物みたい(雪女だけ妖怪っぽさが残っている)。令和の妖怪物はドライだね。昭和版はもっとウェットだったように思う。
①三池崇史の演出は職人監督らしく堅実というか手慣れいると言うべきか。ただ、何でも引き受けるという職人監督なるゆえか、この人の作品の出来・不出来は脚本の良い悪しに左右されるところが多いように思う。今回の脚本は50点くらいかな。基本的にファンタジーだから何でも良しの世界ではあるが、今回は話を広げすぎてあちこちで破綻を来している感じ。②
うおーーーーーーって映画
うぉーーーー! うぁーーーーー! って印象がやたらと残ってしまった作品です。
悪くいってしまえば、B級ハリウッド映画的
良くいえば、演者の個性や魅力を引き出した娯楽エンタテインメント映画
です。
私的には良作だと思ってます。
ストーリーうんぬん アクションうんぬん
VFXうんぬんにこだわる方にはお勧めはいたしません。
遊び上手な製作陣に付き合うくらいで観ていると
かなりの良作だと思います。
そんな製作陣だからこその
この豪華キャスティングだと感じられます。
子供向けターゲットだとしたら
このキャスティングは考えにくいです。
親子で楽しめての娯楽エンタテインメント。
大人の子供心を思い出させたり
子供たちには妖怪って魅力を別角度で感じさせたり
何度も言ってしまっていますが、
娯楽エンタテインメントだと思います。
あと、この作品の大島優子さんの演じる 雪女は非常に好きです。
地獄先生ぬーべーの雪女を意識してキャラづくりをしたらしいのですが、
そちらのほうはどうか知りませんが、
外はひんやり 中はあったか の雪女って感じで
非常に印象に残ってしまっているキャラに仕上がっていると私は思いました。
大魔神がぶった切る VFXを駆使した派手さ
東儀さんが奏でる和の感じ+ミュージカル
本当にばかばかしいくらい
真剣に真面目に遊んでるって感じで
観ててあきませんでした。
最後に
九尾の狐を演じた 杉咲花ちゃんの目力です。
あの目力はバケモンです。
お面ごしであの目は
恐怖すら感じました。
朝ドラ おちょやんで 一平の浮気が発覚したときの
「はっ!!?」 の一言でまわりを凍り付かせる恐怖感にちかいものがありました。
杉咲花ちゃんの更なる成長に期待いたします。
俳優陣が素晴らしい🌟
前作は未視聴、大沢たかお等、豪華俳優陣が出演しているのを知り、観賞しました。
監督も三池監督という事で、とても楽しみでした。
豪華俳優陣の中でも、やはり大沢たかお氏演じる隠神刑部(狸の親分)役が際立っていた!
多数のタヌキを従えて、炎のバイク🏍でかっ飛ばすその姿は、まさに妖怪‼️
その他の俳優陣も、ぬらりひょんや雪女、天狗、小豆洗い、天邪鬼と見事に演じていたなぁ(笑)
九尾の狐さんの最後が良かった🦊
怖さが全くない妖怪物語
妖怪の怖さのテイストは捨て、主要な妖怪以外かなりコメディ色を強く感じる作品になってます。
いま風といえばそうなんですが。
妖怪獣が太平洋に向かって進む先にある封印を解かないための妖怪たちの対応なんだけど、なんとなく行き当たりばったりの程が感じられました。
この作品、制作する側が小学生(だと思う)をターゲットにしてるのに幼児を対象にしてるかの様な作品作りになってます。
子供が子供向けって謳った作品を好んで観るとは到底思えないんだけど。
また裏設定がありつつ物語は進むんだけど、その裏を教えないまま物語は終わります。
続編作りたい感じが出過ぎです。
主人公にイライラ
6歳の息子が妖怪好きなので観に行きました。子ども向けにしては長いし、大人にはチープで退屈だし誰向けなんでしょう…?子どもも途中飽きてました。
ヒカキンが出るところだけ面白かったです。
冒頭の妖怪たちが次々と初登場するシーンこそおおっとワクワクしましたが、それ以降はただバタバタ逃げたり驚いたりするだけのガヤ芸人になってしまっていてつまらないです。「妖怪」大戦争なんだから、それぞれの能力で戦うシーンが見たかったです。
ある程度ストーリーが大人には退屈なのは覚悟していましたがそれにしてもつまらない。何回も登場する寺田心くんのドヤ顔の説教シーンが絶妙にイライラする。弟くんの方はかわいい。
敵役の鬼を助けようとしたり友だちがどうとか急に演説して良い子ちゃんになる主人公にイライラ。おまえ肝試しで弟のこと1人待たせてたじゃん。
あと狐さんが命をかけて〜とか言って消えたけど最後復活してました?亡くなったお父さんの写真のひみつもよく分からなかったです。
東儀秀樹
監督が、発注元の要望に従っていつものように収めた感じ。ただ一点、東儀秀樹の三分身&舞踊は三池魂が爆発しており、「おおお」と自分が声を挙げると同時に、隣で観ていた7歳児も「神さまだ!」と声を挙げていた。
序盤の怖さにしゃくりあげていた7歳児は、大団円でもしゃくりあげており、理由を尋ねると「感動した」と答えていたので、対象的には正解だったのではないかと思う。
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