「ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデル」妖怪大戦争 ガーディアンズ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデル
評価の低さからあまり期待はせずに鑑賞。そのおかげか、特別酷い作品ではないなと思いました。
GOOD POINT
・CGが良い
妖怪のCGが現代ぽくアップデートされており、中々見応えがありました。タヌキもぽんぽこしていて可愛かったです。
・主人公兄弟の演技力の高さ
寺田心くんと、猪股怜生くんの喋りのうまさが素晴らしく、こんなにも子役で聞き取りやすい演技は彼ら以外に出来る人はいないんじゃないかなと思ってしまうくらいでした。心くんは叫びの演技が多かったので、勿体ないなと思ってしまいましたが。
・テーマ
悪いことをしたらちゃんと謝るという、かなり擦られたテーマではありますが、そのテーマを堂々と使っているあたりには好感が持てます。
BAD POINT
・妖怪大戦争とは…
妖怪が付け合わせでしかなく、まともに戦争どころか戦っている描写がなく、いざ戦っているシーンも人間VS妖怪、しかもその戦いもしょぼいという有様。そこを期待して見に行った身としてはがっかり。
・謎すぎる歌
この映画はファミリー映画として(多分)作られたはずなのですが、終盤の長めに歌うシーンが割と謎でした。そういう伏線が敷かれているならばまだ納得がいくのですが、そういうのも無いのでなんとも。歌もよくわかりませんし。
・俳優・女優が誰だか分からない
事前情報をあまり入れていなかったがために、殆どの役者さんが誰をどう演じているのかが分かりませんでした。大倉孝ニさんや遠藤憲一さんは割とすぐに分かったのですが、エンドロールを見るまで分からなかった人も多くいました。豪華俳優たちを使っておいてこれは完全な無駄遣いです。
・あのお方とは…
しょっちゅう使われていた東京に封印されている「あのお方」ですが、最後まで何も謎が判明されないので?でした。脚本がうまくできなかったが故に、このフレーズに逃げたように感じました。
・オチが謎
最後に神木くん演じる先生が出てきますが、ボロボロの教室で淡白なセリフを吐いて終わりますが、続編を作ろうとしているのか、それともぶん投げエンドなのか。この作品こんなんばっかりだなと思いました。
思っていたよりマシというだけなので、微妙な作品である事に変わりはありません。三池監督ももう少し仕事を考えましょ…
鑑賞日 8/16
鑑賞時間 10:55〜13:00
座席 K-11