劇場公開日 2021年6月4日

「心が動かなかったのは君のせいじゃない」胸が鳴るのは君のせい kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5心が動かなかったのは君のせいじゃない

2021年6月20日
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鑑賞方法:映画館

恋愛モノの少女マンガを映画化した作品ってあまり観てこなかった気がする。目立つ存在ではない主人公の女の子が、目立っているイケメンにちょっかい出されて、紆余曲折ありながら恋愛に発展していくアレ。本作もその流れの一つ。
序盤でつかさが有馬くんに告白してフラれるという流れが少し特徴的。でも、ライバルの女の子が現れたり、別のイケメンからアプローチされたり、恋愛にオクテな有馬くんの過去が明らかになったりと、展開が王道的なので心が揺さぶられることのないままラストを迎えてしまった。つかさが一途に有馬くんを思う姿は健気でかわいかったのが救い。
でも一番印象に残ったのが有馬くん役の浮所くんの演技だった。とにかくひどかった。棒読みだし、声もかすれてるし。もう一人のイケメン役の俳優は問題なかったのに。発声も演技も練習すればもっとよくなるはずだからがんばってほしい。
やはりこの手の恋愛モノは個人的にはキツイのかもしれない。来月もう一本観に行く予定があるので少し気が重くなってきた。

kenshuchu