「作品を見てのモヤっと感」アイの歌声を聴かせて 夏暑い.冬寒いさんの映画レビュー(感想・評価)
作品を見てのモヤっと感
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シオン(土屋太鳳)の歌、キャストの青春活劇、SF的な表現、等は魅力的であると思うが、
個人的にモヤっと感が、付きまとってしまった。
暴走気味のAIシオン、サトミの選択、サトミの母の判断。
"もう少し落ち着いて"、"問題の解決では無く、先送りにしかなっていない"、"責任者として色々穴がありすぎ"。
暴走AIの危険性?!
AIであるシオンの思考ロジックが謎である。
たびたび、と言うか、殆ど、シオンの行動は暴走していると感じた。
シオンの思考(性格)に起因する、"サトミを幸せにしたい"と言う、自己存在理由(優先命令)があるせいか、サトミの母親が、シオンに調律したであろう、思考ロジックが、余り機能していないと思えた。
人間の思考パターンは複雑で、シオンに施した調律が不完全で、自己学習による。思考ロジックのアップデートを考えていたとしたならば、シオンのテストを極秘にしたのは、やってはいけない事であるとしか思えない。極秘でテストを行なった為、学校等で起きた出来事が発覚しなかったのは、問題である事は確かである。
AI(シオン)開発チームの責任では無いが。他のAIをハッキングしてしまうシオンは、セキュリティの観点から見ても、存在の危険性を高めてしまった。
軍事(諜報)技術の転用の可能性を秘めている為。
この先、AIの開発を続行するならば………。
追記:ロジックとは英語の「logic」(論理)からきています。論理とは「思考の道筋」のことで、一見複雑で難しそうなものごとを整理分析しながら結論まで導くことです。わかりやすくシンプルにしていく過程こそがロジックということになります。
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