「「敬虔さ」と「狂気性」」聖なる犯罪者 まささんの映画レビュー(感想・評価)
「敬虔さ」と「狂気性」
実話をベースにした話題作だけあり、時節柄にもかかわらずお客さんが多かったです。
ポーランド作品ということで、「社会的背景」がわからないこともありますが、映像やシナリオとともに主役の存在感が素晴らしかったです。
過去の罪を隠しながら、聖職者になりすましている、主役のバルトシュ・ビィエレニアさんの眼力による演技は独特で、「敬虔さ」と「狂気性」の危ういバランスを見事に演じていました。
すべてが表現されていないため「余韻」があり、鑑賞後の印象はそれぞれ違うかもしれません。
僕は「良い映画を観たなぁ」と思う一方で、「宗教観」や地域社会の「閉塞感」などに共感できる要素が少なく、感情に響く部分は少なかったようにも感じました。
しかし素晴らしい映画です🎬
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