劇場公開日 2021年1月15日

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「主役のリアルさが強烈な傑作」聖なる犯罪者 塩減らしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0主役のリアルさが強烈な傑作

2021年2月21日
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鑑賞方法:映画館

主役の存在感が危うくて、興味を引っ張り続ける力がある。殺人で少年院に入り、なぜかキリスト教に惹かれている姿が狂信的であり脆さも感じさせ、ブッとんでいるのだ。クスリも酒もやらないように少年院の神父と約束したそばからダンスミュージックがガンガンのクラブでクスリと酒と女とをひと通りした翌朝、神父に約束した製材所に向かう。
が、そこに収まれず、町の教会に入り込み、、、。
なぜそこで神父の制服を持っているのかは分からないが、ここで制服を纏ってからこの映画はコスチュームプレイとなる。主人公が制服のまま司祭を続けられるか、彼を知る少年院仲間が製材所に現れて、、、というサスペンスが映画を進めていくが、なにより主人公がとても魅力的なのだ。リアルなのだ。

塩減らし