「人は容易に変われない。」聖なる犯罪者 のりたまさんの映画レビュー(感想・評価)
人は容易に変われない。
気が付けば、映画に引き込まれていました。
主人公が嘘をついてでも司祭になりたかったのは、過去をなかったことにして、新しい自分に生まれ変わりたかったのかなと思いました。
司祭になった主人公は、人の痛みに寄り添い、権力に屈しない。
自分の言葉でキリスト教の本質を伝えようとする。
半面、酒に溺れ、セックスをする。
人間は、理性ではなく、本能と感情で生きているから。
追い詰められた主人公は、変わろうとしていた全てを置いて、元の衝動的で暴力的な状態になります。
人はなかなか変われない。
でも、変わろうと努力することは大切なのかもしれないと思いました。
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