「人にはいろんな側面がある」聖なる犯罪者 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
人にはいろんな側面がある
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少年院を出所した後、身分を偽って神父として働き始めた青年を描く。
酒とドラッグは辞めろと言われたのに出所してすぐさまクラブに行って酒飲んでドラッグやって女の子とセックスしてる姿に笑ってしまった。神父になりすますきっかけも、製材所の仕事を見て嫌になったからだし。聖職者としてはふさわしくない。
でも実際に神父として仕事を行ううちにそれらしい所作や表情になるから不思議。結局バレてしまいその町を出ることになるのだが、いろんな人の救いになっていたという終わり方は嫌いじゃない。
犯罪者でも聖職者として人を救うことができるし、普通の住人に見えた人たちが根拠のない言葉の暴力を投げかけていたということか。なかなか考えさせる内容だった。
ただし、終わり方が今一つだった。少年院であんな感じで火をつけて逃げ出すことができるのだろうか。わかりづらくてモヤモヤした。
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