ルクス・エテルナ 永遠の光のレビュー・感想・評価
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ギャスパー・ノエの『ラジオの時間』
撮影現場には余計な人間を入れちゃダメ!映画作りは大変だよ!とものづくりを仕事にする人たちのストレスが爆発して昇華される映画でした。
でもこの映画に出てくる人たちってみんな自分が最高だと信じて必死に生きているんですよね。その誠実さはきっちり描かれていました。
破壊される思考
変態ギャスパー・ノエ作品の中でも特に実験要素が強く観客を置いてけぼりにするカオスな作品。
途中画面が二分割され二つの場面が同時進行し始めてからは作品を理解することを諦めました(笑)
演者が延々と放つ罵詈雑言など観る人によってはストレス増し増し状態ですがカオス過ぎて頭がバグり個人的にはどんどん楽しくなって来ました。
最後はビジュアルドラッグ並みのビビッドで激しい点滅の繰り返しで思考が破壊されます。
シャルロットとベアトリスの豪華キャストでこの狂った世界を産み出すノエの作家性に感服。
光刺激耐性が低い人は絶対観ちゃダメよ
2019年の「フランス王国」で、魔女狩りを題材にした映画の撮影現場で起きたカオスとハプニングとパニックの話。
拷問器具や魔女狩り作品の映像から話が始まり、劇中劇に臨む女優2人の映画だったり宗教だったりを語る退屈トーク15分。
さあ、いよいよ撮影にとなると、作品とは直接関係ない人物達が入り乱れ、撮影が遅々として進まず、カオス状態に陥っていくというストーリー。
カオスとは言うけれど、殆どは撮影と関係ない俺が私がの自己主張合戦で喧しいばかり。
ん~…その空気に引きずり込んでいくフリなんだろうけど、うるさかったり面倒くさいだけであまりカオスという感じがしないんだけど。
そんなフリが20分強、いよいよお待ちかねポ〇モンショック。
計算なのか暴走なのか、苦悩に悶えるさまに熱くなるのはわかるけど、フリで嫌気がさしていたからか、それだけかぁ…という物足りない感覚が強かった。
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