劇場公開日 2020年10月9日

「47年式の悲劇。残酷ながらも美しい映像」AK-47 最強の銃 誕生の秘密 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.547年式の悲劇。残酷ながらも美しい映像

2022年3月17日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

内容は1941〜1947年頃の旧ロシアのソ連邦での自動小銃開発に関する人物を取り巻くお話。兎に角映像の美しさに目を見張る。故郷を出て行き故郷に凱旋するベタな作りも良いし美しい大自然の祖国を守るが為に自動小銃を開発し後に世界を巻き込む事態になる罪深くも悲しい話だった様に感じました。印象に残った言葉は『アフタマート(自動小銃)』映像では天才や神の子供の様に描かれたカラシニコフの表現が印象的。カラシニコフ松本仁一著によると『銃が悪いのでは無い。使う人の問題だ!』晩年は『私が開発した自動小銃がロシアだけでなく海外からも評価されている。金などなくても私はそれだけで十分だ』の発言は誰しもが持つ純粋な探究心の表れではないのかと感じる。まさにジブリアニメ風立ちぬを思い出させる。また相剋する矛盾に悩まされながらも格闘する姿勢は、視聴者に譲歩した様に自分は感じる。故郷アルタイ地方の景色が言葉を無くすほど美しかった。凄い映画は面白く無くていいと感じました。

コバヤシマル
コバヤシマルさんのコメント
2022年8月12日

こちらこそコメントありがとうございます。逆光の映像と大自然がより一層荘厳さを醸し出す凄い映画でしたね。自分も一応男の子でして、機械の構造や仕組みが大好きで食い入る様に見てしまいました。いい歳して恥ずかしいです。ホント長文によるコメント📝ありがとうございました。

コバヤシマル
琥珀糖さんのコメント
2022年8月11日

私のレビューにコメントありがとうございました。
カラシニコフはほぼ独学で自動小銃を完成したようでしたね。
メカニックに詳しくないので、部品を小さくしたシーンとか、
正直言ってあまり覚えていませんが、後に奥さんになる女性が製図を
担当してましたものね。
多分自動小銃の完成は大きく言えば国家的プロジェクトだったのでしょうね。
コバヤシマルさんが書かれているように、ロシア映画と思えないほど、
洗練された映画で、
〉残酷ながらも美しい映像・・・
主役も妻役の女優さんも本当に美しかったですね。
私も複雑な気持ちにはなりましたが、素晴らしい映画だと
思いました。

琥珀糖