「シンプルゆえの」AK-47 最強の銃 誕生の秘密 Shizukaさんの映画レビュー(感想・評価)
シンプルゆえの
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人生の選択が切ない。
冒頭、防衛の前線に送り込まれた戦車兵カラシニコフの果敢な戦闘。向かってくる敵と直面し、信頼できる武器が欲しいという想いが強まる。彼は前線にいたからこそ、仲間を失い、信頼できる小銃器を実現させたいという願いが強まった。
ところが、本編中盤、そのときの経験や想いではなく、幼少時の記憶しか登場しない。これが薄寒い。カラシニコフ本人というより、人間誰しもが持つ知的興味や捕食者的な一面だ。家族を愛し、仲間と協力し合える面を持ちながら。
実に人間的。そして、登場する多くの人々がたくましい。
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