劇場公開日 2020年11月13日

「【香港映画の大スター、アンディ・ラウVSルイス・クーの香港ノワール映画。地下鉄構内のカーアクションは凄いです。ヤッパリ、アンディ・ラウは格好良いなあ。】」ホワイト・ストーム NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【香港映画の大スター、アンディ・ラウVSルイス・クーの香港ノワール映画。地下鉄構内のカーアクションは凄いです。ヤッパリ、アンディ・ラウは格好良いなあ。】

2024年11月14日
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鑑賞方法:VOD

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■組の掟に反し、麻薬に手を出した地蔵(ルイス・クー)の指を制裁として切り落とした義兄弟であったティン(アンディ・ラウ)。
 その15年後、ティンは実業家として成功し、麻薬撲滅運動に注力し、地蔵は香港麻薬四天王の座に君臨していた。
 ティンが香港最大の麻薬密売人の殺害に一億ドルの懸賞金を懸けたことから、かつての義兄弟は宿敵となる。
 そんな中、ティンの過去を知った妻は、彼の元を離れようとするが地蔵の襲撃に会い、射殺される。そして、ティンは実業家の仮面をはぎ取り、地蔵との壮絶なバトルに突入する。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・ストーリー構成はシンプルである。所謂、香港ノワールに多い、義兄弟の絆と決裂を描いている。麻薬に手を出さず、実業家として麻薬撲滅運動に大金を懸けるティンと、麻薬四天王の地蔵。

・だが、15年間に”本当に地蔵は麻薬に手を出していたのか。”を地蔵の言葉が仄めかす所がナカナカである。

■今作の、圧倒的な見所はティンと地蔵が乗った2台の車の、地下鉄構内でのカーアクションである。
 良くまあ、撮ったモノである。だが、中国であのような悲惨な事件が起きたばかりなので、この作品は今後観れなくなるのかなあ・・。

<ラストの哀しき結末も、正に香港ノワールである。香港のスター、アンディ・ラウとルイス・クーの一騎打ちは見応えがあります。>

NOBU