劇場公開日 2020年10月9日

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「トラックで襲うのは不確実過ぎる」権力に告ぐ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0トラックで襲うのは不確実過ぎる

2020年10月14日
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怖い

興奮

2003年に米ファンドのローンスターが韓国外換銀行を安値で買収し、その後多額の売却益を得た出来事を元にしたフィクション。

2011年に大韓銀行職員2人の乗った車が襲われ、生き残った女性がその後自動車事故を起こした後に自殺したことで巻き起こって行く話。

自動車事故の聴取をした検事にセクハラを受けたとの遺書を残したことから、その検事が濡れ衣を晴らす為に情報を集めると、スターファンドによる大韓銀行の買収に纏わる陰謀が見えてくるというストーリー。

調査を始めようとしたらいきなり圧力。
これだけ怪しいのに打ち切り!?
ファンド側の弁護士やマスコミ等々を巻き込みつつ探って邪魔され批判され、証拠を集めて行く展開で、上げ下げもあるし新たな闇がみえてきたりと飽きさせない、
エピソードはシリアスなんだけど、作風自体は程よく軽くコミカルさもありテンポも良いし。

実際の出来事に基づくフィクションと冒頭で記されていたけど、これってエピソードはほぼフィクション?隣国のお国柄らしく物凄い人達が…。

結末が、欲しいところの一歩手前で終わってしまう観じで、ちょっと物足りなさは残ったけれど、ドロドロな上級国民に立ち向かスリリングさとやり切れなさは、なかなか面白かった。

Bacchus