「日本人の誇りと魂を描いた秀作」相撲道 サムライを継ぐ者たち NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人の誇りと魂を描いた秀作
相撲道が日本古来の武士道の精神により培われている事を、文字通り体現する、力士の矜持がふんだんに示された、とても爽やかな作品だ。
制作者側は映像表現の作為にのみ陥ることなく、力士達への真摯な眼差しを保ち続けていた。しかし一方では、鑑賞者を飽きさせることのない手練手管を随所に活かした佳作だ。
豪栄道が所属する境川部屋と、竜田が所属する高田川部屋を軸に、常に上位を目指す力士に何が求められるのか、力と技だけでなく心がいかに大事なのかを教えてくれた。
現代の日本社会に欠落する大切な魂が、土俵の上の武士たちに今も生き続けていることを知り、とても幸せな気持ちになった。彼らを見習い明日を生きていこうと決意した。
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