アンソニー・ホプキンスのリア王のレビュー・感想・評価
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情け無用の没落貴族
物乞いとして街をうろつく元の王は曰う。
原文を記す。
『どんどん子を作れ、兵士が要る。女は純潔な顔して好色だ。腰から下は悪魔が支配。そこには硫黄が流れ出る穴がある。恐ろしいぞ。用心しろ』
哀れに思う元の王は続ける
『辛抱しろ。人間は生まれる時に泣く。初めて空気を嗅ぐと悲しくなるのさ。人間が生まれて泣くのは、この大舞台が愚か者ばかりだからだ。』
そして『グレ◯トブリテン及び北アイルランド連◯王国』は悪者しか残らなかったつう訳だ。
リア王そのものなのだが、黒澤監督の『乱』と違うのは、偽善を完全に払拭している所だと思う。血も涙もない死が訪れるし、家族の絆など欠片もない。
『乱』と『リア王』は似ても似つかないストーリーだと思う。毛利元就の三本の矢の逸話を含めているので、全く逆の結果を生む事になる。
さて、ネタバレ的
独断 と
偏見
リア王は悲劇。
リア王はどこで悲劇と遭遇するか?
可愛がっていた末娘の正直な一言?
ではない。
ネタバレ。
三人とも娘だった事。
そして、リア王は狂ってなんかいない事。ある意味確信犯だった。
さて、これが黒澤明監督が変えたストーリーの変化で、それが吉と出るか。凶と出るかだと思う。
タイトルなし
1606年頃初演された記録が残る シェイクスピア四大悲劇の一つ 『リア王』 親と子·老人と若者·夫と妻·主人と家臣 様々な人間関係を俎上にのせ 権威と人間の真実に揺さぶりをかけ 問いかけている作品 舞台を現代に置換え描かれていて ストーリーはわかりやすいかも 台詞はそのままのようなので 舞台は現世でも異次元のように感じ 演劇を観ているような気がします アンソニー·ホプキンスは圧巻 エマ·トンプソンやエミリー·ワトソン他 脇を固める配役もよいので 王道演出でも観てみたい😊
21世紀のイギリスだけど
おなじみのリア王だけど時代設定が現代と中世が入り混じっている感じ。 リア王はアンソニー・ホプキンス、長女がエマ・トンプソン、次女がエミリー・ワトソン、三女がフローレンス・ピュー、その他実力派俳優がゾロゾロ。 シェイクスピアの有名な悲劇だが、どうしても「乱」を思い出してしまう。
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