パーフェクト・バディ 最後の約束のレビュー・感想・評価
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最強のふたり廉価版
途中までチンピラ役がずっと煩いし、余命2ヶ月の大富豪がなぜ簡単に心を許すようになっていくか、疑問。大富豪につく秘書?の扱いも少し雑。チンピラのボスも極悪なのかそうでないのか、描き方が中途半端な気がする。チンピラを庇い、ラスト助けに来たチンピラの相棒が一番良い人だと思う。
韓国版「最強のふたり」+「最高の人生の見つけ方」+任侠コメディ=詰め込みすぎ!
wowowで鑑賞したため、メモを取る暇があったから良かったものの、この作品を映画館で観ていたら大変なことになっていたと思う。チンピラだが、闇金上がりの投資会社の幹部であるカン・ヨンギは、カン代表から預かった7億ウォンという大金を株式投資で使い込み、子会社の代表にもなり損ねたためカラオケ店で暴れまくり・・・拘留されるも、執行猶予2年+社会奉仕活動に減刑された。拘置所からの出所時には韓国ならではの白い豆腐。これで真面目になれるのか?といった序盤。
交通事故で半身不随となった高所得弁護士ハン・ジャンス(ソル・ギョング)の身の回りの世話をすることになったヨンギだが、チンピラの傲慢な態度が気に入られ意気投合する。そこからは『最強のふたり』そのままで、余命2ヵ月と診断を下されたためにバケットリストを作りはじめる(最高の人生の見つけ方)。野球場、プールといった簡単な仕事だったが、やがて死亡保険金の受取人をヨンギに名義変更すると言うのだ。しかも事故ならば27億ウォン。
病死よりも事故死の方が得だと考えるヨンギだが、さすがに殺すわけにもいかず、使い込んだ金の埋め合わせにできればいい・・・などと安易に考えてた。そして、その横領もバレてしまい、仲間のク・グテクとの友情により、事なきをえるが、ハンのバケットリストを完成させたいと願うようになっていく。
社長の脅し。恐怖のスクラッチくじ。フェラーリでの腹上志、ヨットで世界を駆け巡る、色んな要素がここぞとばかりに盛り込んであった。もっともシリアスだったのが、ハンが過去に弁護した案件で、レイプ犯を無罪にしてしまったという遺恨を残していたこと。しかも、被害者の父親が復讐だとばかり、ハンの車に激突し、妻と娘を死なせてしまったとか・・・その父親ホに会いたいと言い出したのだ。この場面が一番良かったのに、さらにダラダラと続く。
2時間でここまで詰め込んだ作品も珍しい。医大を目指して3浪している弟とのエピソードだっていいし、歯医者に殴り込みをかけるシーンもいい。フェラーリ、ジャガー、メルセデスといった高級車のオンパレードだって素敵だし、釜山大橋のイルミネーションも素晴らしい。伏線なんてのはネクタイとかエンブレムとか色々あるのに、ほとんど適当に終わってる。もっともダメな点は下の世話を全然していなかったことかもしれない・・・
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