ベイビー・ブローカーのレビュー・感想・評価
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改めて韓国人俳優の表現力の豊かさに感心しました。 ただ、心のどこか...
改めて韓国人俳優の表現力の豊かさに感心しました。
ただ、心のどこかで韓国作品特有の刺激的でドラマティックな展開を期待してしまっている自分がいて、今ひとつ物足りなさを感じたのも否定はできません。
是枝監督の作品づくりのテーマは"他人同士の家族"なのでしょうか。
暗く厳しい世の中で、孤独ではないことだけでもせめてもの救いです。
いつしか彼らの間には愛と絆みたいなものが生まれてくるのを目の当たりにして、胸が熱くなるのを感じました。
うーむ、流石だ。
韓国ドラマなのに、何故かお茶付けの味がする
利己から利他へ。。。全てを受け止める覚悟をみる。
ほんとになんて、映画でしょ( ;∀;)
嘘を言う事から本音を語りだす過程といい。。。
それぞれのバックボーンを紡ぎ出していくところも。。。
映像も。。。多用しない音楽も。。。
なぜ・・・刑事は子どもを捨てる人を憎むのか。。。なぜ・・・。
不妊の原因を男性側としたのか。。。
なぜ・・・最後に刑事に逮捕される形をとったのか。。。
なぜ・・・逮捕されるタイミングの日に追っている。。。
暴力団員があらわれたのか。。。
逮捕されるタイミングで起こってるから・・・逮捕されてた人たちは・・・。
全員マッシロシロスケ( ;∀;)
『それでいい。それが親ってもんだ。。。』全てを引き受け。。。
ゆったりとした展開
全体的に間延びしたような感じもしたけれど、是枝裕和の初期作「幻の光」を観た時のように、是枝作品は映像で観るものということを思い出した。
映像の間や画角、接写と俯瞰のバランスに着目すれば、どんよりとした感じのスピード感にゆだねることもできるかなと。
韓国俳優たちの演技力はやはりスゴい。観覧車での涙のシーンは特によかった。脚本も言葉のセンスも感じさせられて是枝監督が脚本ってあって、言葉も匠をも感じさせる。
ソン・ガンホは「パラサイト半地下」と同じく、凡庸でちょい悪な親父で、追い詰められながらも人が良くてという役にはハマり役で、やってることは犯罪のわりには、ほのぼのする感じがする稀有な役者だなと、改めて思った。また「半地下」観たくなった。
答えは出ない。
どうしてここまで優しい眼差しを注げるのか。
赤ちゃんポストに子どもを置いた母親とその子を売ろうとするブローカーの2人組。それを追う刑事たち。
設定はすごく興味深いものなのに正直に言うと前半はちらちらと腕時計を見てしまっていました。
ですが、養父母を探す三人の旅に施設の男の子が加わったあたりから俄然面白くなってきました!
母親、ブローカーコンビ、男の子がいつの間にか疑似家族のようになり・・・。
ずっと家族を描いてきた是枝監督の眼差しはいつも温かくて優しい。
この題材で他の監督さんが撮っていたら、ブローカーは間違いなくもっと“悪い人”だったでしょう。
そう、「万引き家族」でも犯罪に手を染めている家族(血のつながりは無い家族)にどこまでも優しかったですよね。
この作品でも完全な“悪人”は出てきません。それどころか監督はみんなに愛情を注いているから、観客のこちらまでがみんなを抱きしめたくなるほどに愛しく思えてしまうのです。
階段の多い街並みと土砂降りの雨。冒頭のシーンは「パラサイト 半地下の家族」を意識しているのでしょう。日本人監督作とはいえ、このオープニングで韓国が舞台であることにすっと入っていけました。
対照的に観覧車の場面はどこまでも明るい光が注がれています。洗車のシーンも良かったなぁ。
雨、水滴、光。そしてソン・ガンホ。良き。
監督の優しさゆえにちょっとファンタジーになってしまっていて、そこが賛否分かれるところなのかもしれません。
泥臭さやもっとガチガチの社会派作品を求めると物足りないと感じるのかもしれません。
でも私は好きですね、こういうのも。
しばらくじんわりと噛みしめていました。
けっこうよかった
養護施設や不妊治療、養子縁組など関心の強いモチーフだらけで、心が揺れる。8歳の男の子が旅の道連れになって、うちの子も8歳だ。その子が施設育ちなのにすごくいい子で負の側面が病院で騒ぐくらいしかない。もっとリアルなうんざりするような面を見せてもらえないと嘘っぽい。
ヒロインはシングルマザーで子どもを捨てようとして、さらに売ろうとして、売春婦で人殺しでもあり負のデパートのようだが懸命に生きている感じが強くする。何より美人だ。
俳優は韓国人でも内容は是枝監督らしい作品
内容は是枝監督のこれまでの作品を踏襲してる。家族、母、父、いわゆるモデル的な家族とはことなるファミリー。是枝監督らしい作品と思いました。韓国の俳優ですが日本映画っぽいです。是枝作品としては中の中くらい。☆4は難しいかな。
軽やかですが重いです
韓国食材を使った日本料理のよう
韓国映画は韓国料理のようにインパクトのあるものが多く、日本映画は和食のような素材の風味を味わうようなものが多い傾向にあると思います。
本作はインパクトのある素材(韓国俳優)を使った和食のような映画に感じました。テーマは監督の一連の映画と同じで、家族とは、人間とは問う内容だと思います。見る人にテーマを投げかけるような日本映画が得意とする様な感じです。
であれば、もう少し抑えた演技の方がマッチするような気がして、映画としては少しアンバランスのような感じもしました。
それにしても、最近の韓国ドラマブームで至るところに、見たことのある俳優さんが出てきます。だからか、もっと刺激を求めてしまうのもあるかと思います。
もっと韓国と日本の文化が融合した映画を期待します。
日本映画より観やすい世界感
万引き家族のように本当の家族でなくとも、暮らしていける世界を描いていて面白かった
万引き家族 > ベイビー・ブローカー
この映画、家族、子役という点でついつい「万引き家族」「誰も知らない」と比べてしまったが、見終わった後のこのモヤ〜とした思いはなんだ⁈
最初 画面が暗いので誰が喋ってるのかがわからなかった、私の老眼のせいか⁈
赤ちゃんポスト、古びた洗濯屋、女刑事の張り込みと脈絡ない様にゆったりと物語は進む。
『万引き家族』と同じく色んな 心の傷も含めたデコボコな事情を抱えた人の集まりが 『赤ちゃん』という媒体を中心にした疑似家族のロードムービー、主題は『つながる』と、私は感じた。
赤ちゃんの養父母探しという形で移動するのは、登場人物の心の安定性の不定着とも通じる。
一番つながりたい自分の娘とつながってないサンヒョン。悲しい。
産んだ赤ん坊と繋がっていたいのに 自分の感情を仕舞い込んでいて世話しないソヨン。淋しい。
養子に迎えられて家族としてつながりたいと希望する人懐こいサッカー好きのへジン。切ない。
仕事にかこつけて 恋人の思いやりに素直になれず つながり損ねているスジン。もどかしい。
モヤ〜と感じた映画だったけれどホテルの部屋で生まれてきてありがとうというシーンは良かった。
それは、<産んでくれて この世に生を受けさせてくれてありがとう>でもある。見知らぬ母だけれど 今ここに 己の生ある事への無条件の感謝の言葉でもあった。
映画の後半は、はしょった感があり、観客の私は置き去りにされた気がした。が、
ドンスは 諸事情を飲み込んで最後にソヨンとその赤ちゃんと キチンと繋がろうとする。それは最終的にサンヒョンが身体を張ってドンスとソヨンとウソンを守ったからだと思った。
おめでとう、ソン・ガンホさん🎉
是枝ワールド
赤ちゃんをお願い
2022年映画館鑑賞34作品目
7月24日(日)イオンシネマ新利府
ハッピーナイト1300円
監督と脚本は『誰も知らない』『花よりもなほ』『空気人形』『そして父になる』『三度目の殺人』『万引き家族』『真実 』の是枝裕和
世界の是枝を招いてカンヌに出品した韓国映画
僕は海外の役者で一番好きなのはペ・ドゥナ
テレビドラマではクールなお相手役が戸惑うような素っ頓狂なキャラを演じることが多い気がするが映画ではもっぱら抑えた演技が多い
赤ちゃんを育ててくれる養父母を探し求めて韓国中を走るロードムービー
是枝にありがちな眠気を誘う映画づくりは健在
ワンボックスカーの後ろのドアがちょくちょく開くのが笑える
ムンソヨンが赤ちゃんをディスった夫婦にキレて「クズ野郎」などと罵る場面が面白かった
囮捜査で赤ちゃんを買う男の役の刑事?を演じた俳優さんの「精子が少ない」という設定を受け入れるときのリアクションが面白かった
役者は豪華
ソン・ガンホにカン・ドンウォンにペドゥナ
サッカーに例えるならパリサンジェルマンのエムバペとメッシとネイマール
さらに野球少女のイ・ジュンヨン
僕個人の考え方は赤ちゃんポスト大賛成
日本の各地に設置するべき
市の数だけ区の数だけほしいところ
赤ちゃんを気軽に捨てる悪い親が増えるとか懸念を示す連中がいるだろうが赤ちゃんの命を最優先重要視すれば全くどうでもいいことだ
多額の借金有りバツイチのクリーニング屋だが赤ちゃんポストに入れられた赤ちゃんを横取りし売り飛ばす人身売買のブローカーのハ・サンヒョンにソン・ガンホ
サンヒョンの人身売買稼業の相棒で赤ちゃんポストを設置している児童福祉施設で働いているユン・ドンスにカン・ドンウォン
赤ちゃんポストの前に赤ちゃんを置いた母親でサンヒョンとドンスと共に里親探しに韓国中を奔走するムン・ソヨンにイ・ジウン
赤ちゃんブローカーを現行犯で逮捕することに執念を燃やすアン・スジン刑事にペ・ドゥナ
スジンに同行するスジンの部下・イ刑事にイ・ジュヨン
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