ベイビー・ブローカーのレビュー・感想・評価
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不明瞭、韓国と言う異国だからなのなか?
是枝さんの作品の中では、一番感情移入出来なかった… 登場人物一人一人の生きる動機、心情を丁寧に描くのが是枝作品の面白い所だと思うのですが。 この作品に関してはそれが不明瞭、韓国と言う異国だからなのかさえよく分からなかった。 あと… 知人の子が自分達を追ってるキーパーソンだなんて偶然ある?高評価が謎 笑 カトリーヌ・ドヌーブの『真実』もよく分からんかったけどね。
最終的にはいい話…かな?
基本、できるだけ
事前情報を入れないで見るけど、
この作品は、
事前に韓国事情というか
地理くらいは
入れておいたほうがよかったかな。
ロードムービー的なとこもあるから
距離感とか、田舎か都会かとか
よくわかんなくて何となくで見てた。
パンフレットには地図が載ってて
「あぁなるほど」ってなった。
最終的には逮捕されちゃうから
ハッピーエンドじゃないんでしょうけど、
当初の目的とは変わって
赤ちゃんのためにってなってて
「これで良かった」って感じ。
爽やかな終わり方です。
そういえば以前、クリーニング屋さんが
「映画で『貧しい人が就く職業』って
扱われることが多くて嫌だ」って
「万引き家族」のときに言ってたけど、
コレも主人公クリーニング屋さんですね。
ブローカーが良い人すぎる
是枝監督のお家芸的家族というテーマ性はあいかわらず良いとは思うんですが ブローカーの人達が最初から良い人達でなんだかあまり悪い事をしてる印象がなくて 警察に追われてても緊張感があまりなかったですね 登場人物の生い立ちや人間像も台詞での説明が多くてイマイチ行動原理に説得力がないというか、、 全体的にモサっとした印象でした
生命の讃歌
ベイビー・ブローカーによって描かれる
生命の讃歌。
非人道的に思える行為の中に滲む優しさと赦し。
血縁や過ごした時間では括れないのが家族。
赤ん坊を捨てたソヨンが
おそらく初めて経験したであろう
家族らしさや温もり。
徐々に柔らかくなる表情が愛しい。
ネタバレ。劇中で考えされれた台詞。
生まれる前に殺すのと
生まれてから捨てるのでは
どちらの罪が重い?
あくまでも。
個人的に仕方ないことなんだけど 画像が暗すぎて 分かりにくい所がチラホラあったかな。 雰囲気とか場所とかの演出ってことはわかってる。 あと、これも個人差なんだろうけど 咀嚼音の強調が 気持ち悪い。 ストーリーとしては 万引き家族ぽいかな。 楽しめたけどね。
ソンガンホが何故カンヌで最優秀男優賞を撮れたのか不思議
この題材自体、何処かで観たことあるような既視感がある中、著名で演技力も確かな韓国俳優の方々をキャスティングされていたので、是枝監督がどう料理されているのか期待していましたが、個人的には大変残念な感想です。 ①結論ありき、ご都合主義のストーリー展開 ②幼児売買というダークてヘビーな題材なのに、登場人物たちのセリフが軽すぎて、何故そう考えるの?と心情描写に共感できない ③カット割りが退屈で、どのシーンも印象に残らない=撮りたいシーンが監督に湧いていたのか甚だ疑問 ④サントラ音楽が一本調子で何も掻き立てない 総じて、ソンガンホが何故カンヌで最優秀男優賞を撮れたのか不思議で仕方がありません。
感情移入できなかった
万引き家族みたいって途中で思ってしまった。 登場人物に愛着が湧かなくて感情移入できなかったのは韓国人だからでしょうか。 登場人物の過去も未来も興味が沸かず眠たくなってしまった。 最初のシーンでちょっとした疑問が解決しないままストーリーが進んでいったのも理由だと思う。 カンヌで賞取るような演技だったかなー。 役所広司で観たかった。
赤ちゃんを巡った家族の成形
土砂降りの夜、1人の女が赤ちゃんを捨てた。この赤ちゃんを巡り、ブローカー、母親、ブローカーを追う警察の物語が動き出す。 本作を観て心がじんわりと温かくなり、生きることを肯定されたような前向きな感情を抱いた。 子を捨てざるを得ない母親、人身売買と言った現代社会に暗い影を落とすテーマを取り扱った本作だが、このように温かく描き切ったのは是枝監督の成せる技だろう。 キャスト陣も朗らかで穏やかな観ていて微笑ましくなる演技をしていて安心感があった。特にソンガンホの呑気で飄々とした立ち姿は本作の輪郭を鮮明にしていた。カンドンウォン、ペドゥナ、イジウンなど主要キャスト全員が赤ちゃんと関わっていく内に穏やかな表情に変わっていき、売るだけのはずだった赤ちゃんの幸せを純粋に願い、奔走していく中で他人だった5人が1つの家族になっていく様子はただただ美しかった。
孤児が抱える想い
明け方の海辺で便を蹴りながら、ドンスと施設の男性が、「お前は施設一優秀なんだから、こんなところに帰ってくるな。もっと遠くへ行かないと」というシーンが印象的だった。 ソヨンが子供に、羽が生えて星まで飛んでいけるようにという思いを込めて「羽星(ウソン)」と名付けたり、 「海進(ヘジン)」という名前が素敵だと言ったりするところから見ても、 孤児が抱える、どこか遠くへ、ここではない・この環境ではないところへ行くことへの、強い想いを、感じた。 自分がどこかに行くことを止めるものはないのに、その知らない世界が怖くて、一歩踏み出せない、幼少期特有の感情を久々に思い出した。
韓国で撮るって事は、もっと振り切るのかと思った・・・
auマンデー2本目『ベイビー・ブローカー』 あの是枝監督と韓国の名優ソン・ガンホがタッグを組む話題の作品! 題材的に日本より韓国って事だったのかな!?って感じですが・・・・ この物語より・・・・ これまでのサンヒョン(ソン・ガンホ)とドンス(カン・ドンウォン)のベイビー・ブローカーとしての姿が見たかった。 ストーリーは、ベイビーブロカーの2人と子を捨てた母親と2人の女刑事のイタチごっこ 途中から割り込んで来る子供もチョットね。。。。 途中からセリフが子守唄かとzzz 130分の作品ですが、90分くらいにまとめた方が良かったかもって感じ^^;;; コレも配信待ちで正解だったかなって感じの展開でした。
殺人に対する葛藤の薄さ
『三度目の殺人』が、映画の中で一番好きなので、期待して観に行きました。 是枝監督らしく、感じ方は視聴者に委ねるスタイル。 どんなメッセージを受け取るか、何を感じるかを押し付けない代わり、画面の中に、音に、セリフに、ギュギュッとメッセージが凝縮されています。 この映画のメインテーマは「すべての命への祝福」なのだろうと思います。 そして、命への責任を負わされて、全うし切れなかった人間への赦し、でしょう。 祝福だけでも赦しだけでも足りない。 祝福された命を、やむを得ない事情で一人では背負いきれなかった人間を赦す、この矛盾した二つがこの映画全般を通して語られていたように思います。 しかしただ、これは韓国映画だけでなくハリウッド映画にも感じるのですが、相手が「悪人」であれば、あまりにも簡単に殺しすぎないか。 この映画で殺されるのはヤクザ世界の人々なのですが……殺人者にあまりにも葛藤がなさすぎて、感情移入しきることができません。 いくら大切な人を守るためとはいえ、一気に殺人に短絡してしまうのは、ルサンチマンや恨のなせるわざなのでしょうか????? それにしても。 その点でやはり、この映画は「韓国映画」なのであって、「是枝監督の映画」として評価してはいけないのかもしれません。
赤ちゃん万引きそして父になる
是枝監督は奇妙な家族愛を作り上げるのが好きだ。血の繋がりには特にこだわる。今回の作品は、赤ちゃんポストに捨てられた子を闇で売りさばくブローカー、捨てる母親、産めない女性、養子が欲しい夫婦のそれぞれの事情がしっかりとらえられて進行していく。韓国の現在のお国柄をよく表現している。冒頭の土砂降りの階段のシーンは、奥手に高層マンションがそびえたっていて手前が貧困街と貧富の差が激しいことがうかがえる。「パラサイト半地下の家族」を思い出させる。とても悪人には見えないブローカーの2人と、捨てた赤ちゃんを取りにきた母親との奇妙なドライブが始まる。旅をするうちにそれぞれの境遇が化学反応を起こしたような、不思議な情が生まれていく。何の為に生まれてきたのか。家族とは。血の繋がりとは。幸せとは。様々な感情が問いかける良い作品でした。
ばぶー👶
どの人が主人公か、途中で分かりにくくなりました。ちょっと話を詰め込み過ぎのような感じがして、残念でした💦
結局、いろんな人が赤ちゃんをたらい回しにする結末になるのでしょうか…。
途中でも、ホイホイ、赤ちゃんをやりとりしてなんかモノ扱いのような…。
赤ちゃんは、犬や猫ではないのに💦
赤ちゃんの扱いが雑な感じがし、残念でした💦
でも、血縁だけを重視しない家族の在り方を肯定する監督の思いは伝わりました。
ソン・ガンホを撮りたかった気持ちもしっかり伝わってきました。
“家族とは"是枝テーマの追求
映画館の大画面で観る価値のある映画だ。 カンヌ映画祭主演男優賞受賞のソン・ガンホは、ブローカー役を時に優しく、可笑しく、哀しく演じ、人身売買という非道な所業を通しながら”家族とは?"という監督のテーマに観客を誘導する演技力は見事。 ただブローカーを追う女刑事の事情や、ブローカー達のその後についての情報が不足していて、ラストに消化不良の感があるので、☆1個減。
ペ・ドゥナ演じるスジンの〇〇シーン
19年公開のフランス映画『真実』でもそうでしたが、今作も主に現地韓国のスタッフで制作されているため、少なくとも日本人から観たらきっちり「韓国映画」に仕上がっているように感じます。 特にその要因は『パラサイト 半地下の家族(20)』『哭声 コクソン(17)』『バーニング 劇場版(19)』『流浪の月(22)』など多くの作品で撮影を務めるホン・ギョンピョの影響も大きいのかと思います。 また、韓国映画でついついそそられてしまう「飲食シーン」。 今回は特に張り込みをしながらのスジン刑事(ペ・ドゥナ)の食事が堪りません。韓国おでん「オムク」に始まり、ミニトマト、やや硬めに仕上がったカップラーメン、そしてグミ。スジンにとっては腹を満たすためだけの残念な「ガッカリ飯」なのでしょうけど、なぜかそれを観せられた日本人(いつの間にか私、日本代表として話してますがw)はついつい韓国料理が食べたくなるのです。 さて、内容の方はサスペンス要素が物語の「肝」となっていく展開のため「観てのお楽しみ」とさせていただきますが、成り行き上「家族」のように振る舞う5名のロードムービーは、時折のスリルと、お互いを思いやる温かさで、割と「王道」な展開でもって普遍的なテーマ「子供の将来と幸せ」を色々な立場から感じ、考えさせる、是枝さん十八番の「家族物語」に仕上がっています。
俳優陣が最高だが脚本と演出がチープ
この是枝監督は今一つ突き抜けない人だと思う。俳優陣に助けられて、作品がグッと良くなる他力なところが強い。韓国を代表するこれだけの役者が揃えば、難色を示すことなど先ずないだろうと敬服するに値するキャストにスタッフたちも優秀な人たちを集めた割には、そのチームの実力80〜90%くらいしか出せていない。100%、120%ではないのだ。何かに対しての遠慮のようなものがあるのか、監督の性格なのかもしれないが毎回ほんの少しの力量不足を感じさせられるのだ。そこそこ国際的な賞をもらってな終わりなのか、それとも飛躍的に化けるのか?次回作に期待したい。私はこの監督は嫌いではない。むしろ、好ましく思っているだけに化けてもらいたい。しかし、ソン・ガンホ、ぺ・ドゥナの演技は素晴らしい。日本にはもはやいない優れた俳優だ。
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