「星はすばる」ベイビー・ブローカー ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
星はすばる
タイトルやクレジットが全部ハングルだし、全編韓国人俳優が韓国語でしゃべっているので、本当に韓国映画なのだと実感した。ただ監督が日本人というだけだった。
韓国の警察組織や養子縁組の実情を知らないので、登場人物の行動理由がわからないところもあるが、物語は理解できるし、説得力のあるセリフは多かった。なによりも、ソン・ガンホやカン・ドンウォンが、でっかい体で小さな赤ちゃんを抱く姿が、コミカルでとてもかわいかった。
登場人物みんなが心に傷を持っているが、赤ちゃんが彼らに光を与える。ウソン(赤ちゃん)がその名のごとく星となり、まわりの星を統べていく。こどもを失った夫婦も、刑事夫婦も、みんなでウソンを育てていく。血のつながりのない大人が、ゆるやかな輪でウソンを包む。こんなふうに、実の親がいなくても、多くの人の手でこどもを育てられるのはいい。追い詰められた「親」が、こどもを虐待して死なすよりいいと思う。こどもはさみしい気持ちもあるかもしれないけど、死ぬより生きてる方がマシ。ドンスだって、生きていたから、許せる気持ちになれた。挽回のチャンスは、死んでたら訪れない。
産んでから捨てるか、捨てる前に中絶するか。どちらも母親には罪悪感がある。母性という神話に苦しめられ、女だけが罪の意識を持たなければならないのは、なぜなんだろう。男がこどもを捨てても、女ほどには責められない。乳を与えられるかどうかしか違いはないはずだけど。
サンヒョンだけが消えてしまったが、きっと地下にもぐり、パラサイトへ続く…なんてね。
ぷにゃぷにゃさん
「 ええじゃないか 」、うっすらした記憶しかなかったので、検索してしまいました ☺️
大谷選手の活躍と爽やかな笑顔は、日本人にとって希望ですね ✨
ぷにゃぷにゃさん
同感です。
未来を担う子供達が、希望を持てる世の中であって欲しいですよね。
地球温暖化、不安定な世界情勢、身勝手な犯罪の多発、保身に走る政治家、問題だらけですね。。
ぷにゃぷにゃさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
お仕事帰りに観られたのでしょうか?
お疲れ様でした。
女性刑事のプライベートシーンも幾らか織り込んで描かれていたので、そうかもしれませんね 🧐
ポン・ジュノ監督、確かに壮絶なバイオレンスシーン…ありますよね。。
是枝監督の優しい視点、好きです。