劇場公開日 2020年12月4日

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「「この邦題は“おいしい“ぞ」。」ノッティングヒルの洋菓子店 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「この邦題は“おいしい“ぞ」。

2021年12月4日
iPhoneアプリから投稿

洋菓子店OPEN直前に、パティシエ・サラが亡くなり。
共同経営者のイザベラ(上右)が、もう店は諦めたところに。
サラの娘(中央)と、サラの母(上左)が加わって、店が始まる。
ざっくりなストーリー。

そう簡単にはお店は売れ行き良くはならない。
なんせ徒歩5分エリアに洋菓子店が4軒あるって、どんだけ!。
いかに他店との差別化を図るか。
「イギリスは、世界一多文化の街」。
ならば注文を受けて「ふるさとの味」の歌詞を作ろうと、母が提案するところ。
サーカス団員として世界を回った経験が、なるほどねえ。

日本人も出てきます。ここが話の転換になってました。
でもさ故郷の味が「抹茶ミルククレープ」ってどうよw。

いろんな人間模様を描きながら、サラを亡くした悲しみから立ち直り。
次のステップに進む登場人物たちが、生き生きしていくのがナイス。
間接的に表現して観客の想像力を掻き立てるのも、イギリスらしいかな。

原題は「LOVE SARAH」お店の名前。でもこの邦題、好きですよ。

ゆき@おうちの中の人