ママは世直しヒーローのレビュー・感想・評価
全5件を表示
自由とは・・・
思った以上に楽しませてもらいました。
ドイツ産のヒーローもの?
単純な勧善懲悪のヒーローものとは全く違います。単なる悪人退治じゃなくて、能力者の周囲が描かれたドラマでした。
薬によって能力を抑制され、普通の人間として暮らす事が、本当に望むものなのか?
全ての特殊能力者に対して、同じ対応をしなければならないのか。薬によって能力を発動させないようにする組織の存在は、必要なのか?
特殊な能力を持ったがゆえに、自身を特別な存在と勘違いして、その行動の全てを正当化する。自分は、特別だから何をやってもいい。自分の思い通りにならないものには容赦しない。
そんな考えを起こさせないために、全ての能力者の能力を薬で押さえ付けなければならないのか。
【ネタバレ】
ラストは、各地にいるであろう能力者を探しに行くところで終わります。組織の追跡を交わしながら・・・
理解は示していたようですが、残された家族はちょっと不憫かな。
エンドロールの途中でおまけ映像があります。まぁ、ある程度予想のついた展開でしたが・・・
ビックリするほど低ランク
恐ろしく程度の低い映画。普通の主婦が自分の超能力に気づく。というストーリーが何か面白そうだったので観てみた。
自分の能力に気付いて、まずやったことはATMを壊して金を盗む・・・って??
あと、迷惑駐車の車を力で移動させる・・・って???
最終的には自らの身がやばくなったので、夫と子供を置き去りにして逃げる・・・って???
何から何までダサい!
中学生の書いたシナリオか‼️
最低最悪の低レベルな映画だった
こんな力が自分にもあったらと思いつつ現実に戻る
かなり笑えて面白かった。アメコミやハリウッドのスーパーヒーロー映画に批判的なのはドイツっぽかった。「パワー」を生まれつき持つ人々は既に子どもの時に、学校や社会に適応できないと判断され、「治療」が必要と錠剤を処方されファイリングされ監視下に置かれる。大人になってからは場合によって、病院に見える「収容所」に閉じ込められる。ドイツ映画だからナチスドイツが想起される。
アメコミのヒーロー好きな金持ちボンボンもパワーを持っているが、夢見る「エレクトロマン」で現実もわからず過去から何も学習していない。こいつが提案する計画「ワルキューレ」に主役のウェンディは「ナチスっぽくない?(有り得ない)」と言うが、馬の耳に念仏の彼は変てこなコスプレを続けている。そこに世代間の違いや現実世界が表れていてリアルだった。
ダイナーで働くウェンディはどんどん強くなるが、自分のパワーに対して恐れとバランス感覚を持っている。彼女は決して人を殺さない。コスプレもしない、なぜなら「女のヒーローはいつもSMの女王様風」の格好をさせられている、と言える批判精神があるから。こじんまりでもプールがある家を手放さないで済んだウェンディ一家は、息子の学校「友達」やその親達を家に呼んでアメリカンなガーデン・パーティーをする。それをウェンディは夫とシニカルに言い合って笑う:「なんか成金ぽくってバカみたい」。
『FREAKS: あなたも私たちの仲間』がオリジナル・タイトル。ウェンディは「あなたはフリークスではない、病んでいるだけ」と「精神科医」から言われてパワーを発揮できなくするブルーの錠剤を渡されていたのだ。エンドロールで流れる音楽かっこよかった。世の中、どっちが誰がフリークスなんだ?フリークスで悪いか?適応できなくて悪いか?
アメコミのヒーロー物と違って、現実が絡んで、実に面白いが、で、どう...
アメコミのヒーロー物と違って、現実が絡んで、実に面白いが、で、どうするつもり?
まさか、続編でも出るのかなぁ?そしたら、完全にアメコミの映画。
とても面白い
ダイナーで働くママさんが、実は超人で、戸惑いながら力に目覚めていく様子が面白い。せっかくのパワーでマネタイズすればいいのに、昇給のお願いとATM強盗しかしない。どんなに力があっても経済でさいなまれる世の中だ。
一方、金持ちの息子は電気の力を持って調子に乗るのだけど、それが非常に浅はかでいくらなんでも浮かれすぎで、ママさんに恋をするけど受け入れてもらえず悪に染まる。父親まで殺すし、人格がどうかしすぎでついていけない。こいつはいつも漫画を読んでいるが、漫画から何一つ学んでいない。
全体的に好きな感じなのだけど、物語の構成がいきすぎだ。
ママさんのパワーとお父さんとの関係に小1くらいの息子が気に病んでかわいそう。
全5件を表示