女王トミュリス 史上最強の戦士のレビュー・感想・評価
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弱肉強食の世界なら、どちらも正義
個人の戦闘力に頼った民族が淘汰されていくのは時代の流れ。
数や組織の優位性が勝っていくのが当然。
力に任せて略奪で他者を蹂躙していたものが、計略で国を
略奪されるのは因果応報。同情する点はない。
なので、主人公に感情移入できない。
やられたらやり返す。なら、やったら やられる事もあるはず。
そういう気質、価値観。そしてそれが当たり前の時代。
しかし、本当にこの映画のように殺戮しまくって略奪したのだろうか。
史実っぽく語ってはいるが、奪う方も奪われる方もこれでは集落が
維持できない。
力で脅して巻き上げる、つまり隷属化の方がずっと効率的。
調べる気もないが、話半分で受け取った方がいいだろう。
雄大な草原、自由の女神
史実と言われるが、ファンタジーになるだろう。
上橋菜穂子先生の『獣の奏者』を思い出した。史実と言われるが、ファンタジーになるだろう。結果的に大国に勝った小国の王女様だが、それで、女性の地位が向上したと言うわけではない。キングダムではないが、作り話と思うべきだ。しかし、面白い。映像も迫力があった。がしかし、CGとの合成だと思う。勘違いなら良いが。
歴史と伝説の合間
三角帽の勇士達
中央アジアの遊牧民マッサゲタイ族の女王、トミュリスが、愛する者を殺された復讐、果ては最強と謳われたペルシア軍をジャイアントキリングする物語。
2時間強の上映時間の中で、とにかく盛沢山の中身。
1週間限定上映なので、単に滅茶苦茶に闘いまくるB級映画かと思いきや、復讐劇や各部族の政治的やりとりなんかも丁寧に描かれている印象。
とはいえ勿論戦闘シーンは迫力満点。メインキャラたちの剣術は一見の価値あり。シンプルに凄くカッコ良いのです。
冒険をしていく中で少しずつ仲間ができていく流れはとても好みだし、ラストバトルでは大軍をくぐり抜けキュロス2世を打ち取らんと、1人2人の兵が迫ってくる高揚感はたまらなかった。
トミュリスも最高。戦闘服じゃないときの可愛さが◎
したたかに見えて、夫にバビロンの美女に惑わされるななんて言って心配しちゃう所は、なんかグッときた(笑)
欲を言えば、あの神官がもっとカッコよい活躍をしてほしかったな~ということ、そして是非でかい劇場でも放映されれば映えただろうなと思わせてくれた作品だった。
しっかりとした歴史超大作でした
戦闘シーンはなかなかの迫力
独裁国家のカザフスタンがこの映画を作るってことは、国威発揚のためか、民族の正統性を強調したいんだろうな。カラ・キタイじゃあまり知られていなし、アケメネス朝ペルシャを破ったっていうトミュリス女王が最も適してるのは間違いない。紀元前で史実もあいまいだから早い話しが脚色しやすい。
映画としては、なかなかの出来映えだった。あれだけの騎馬が一堂に会すると圧巻。CGでの水増し疑惑もあるけど、迫力は満足いくレベル。
何でこの時代にホラズムが出てくるのって思ったけど、ホラズム・シャーじゃなくて地名だった。いろいろ勉強になるなあ。他にも首都がバビロン?ペルセポリスじゃないのって思ったらこっちは冬の都だった。
顔立ちがテュルク系の部族(女王側)とモンゴル系の部族(夫側)の両方を登場させるあたりは、遊牧民族国家の実情に近い演出だった。
シャルベーシャはシヴァの化身
紀元前6世紀、世界(オリエント)の半分を征したペルシアの初代国王キュロス2世を討ち取ったマッサゲタイ族の女王トミュリスの話。
キュロス2世の名前とペルシアの規模ぐらいしか知識がなく、トミュリスの名前も知らずに観賞。学がないもんで(=_=;)
前半戦はトミュリスの生い立ちから結婚までのストーリーで、波瀾万丈だし、成長物語だし、政治と隠謀の話もあって、何ならここで終わって良いのではないかと思う程。
時代背景とはいえ、絶対王政の上に略奪思想ってギャングなのでね…イマイチ腹落ちせず。
後半戦はvsペルシアで、キュロス2世が最早悪の化身のラスボス扱い。勧善懲悪悪の団結ストーリーで政治的思想も変わりました?
歴史スペクタクルは実は余り好みではなく、かなりハードル低かったにしてもかなり面白かった。
鑑賞後wikiでちょろっとこの辺のこと読んだら、全然話が違ってビビったw
まあこういう古い歴史って、そもそもが概ねフィクションだし良いかw。
正しい歴史が頭に入っている人は多分受け入れられないと思われるので要注意。
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