劇場公開日 2021年7月22日

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「ワンちゃんネコちゃん、いてくれてありがとう」犬部! オーエルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ワンちゃんネコちゃん、いてくれてありがとう

2021年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

動物ものの映画で、よく動物が演技しているテイで物語が進行することがありますが、これはそのような映画ではありません
飼い主を信頼している・懐いている動物なら、こんな動作をすることがあるだろうな、という自然な動作をしているんです!
映画という枠の中で、そのような「自然」な動きを撮影するのは至難の業でしょう
動物とそうした関係性を作った役者やスタッフの方たちには苦労があったでしょう
でも観る時にはそんなことを考えず、楽しんで観られます

林遣都さんが演じる主人公は三度の飯より犬が好きな熱血一直線の獣医師で、冷静で周りをよく見る中川大志さん演じる獣医師(動物愛護センター勤務)とは一度は道を分かつけれど、しばらくぶりに出会って、そして…と人間のドラマも展開します
「犬部」の部員は、動物が自分を癒してくれたり助けてくれたりすることを知っているので、犬や猫の命を守ろうとします
でも身勝手な人間は、自分勝手にペットを捨てたり、子供を産ませすぎて手に負えなくなったりするんです
見終わった後、そんな人間の傍にペットとしていてくれてありがとう、とワンちゃんネコちゃんたちに感謝したくなる映画です

ゆき