「恐ろしきディストピア」恐怖ノ黒電波 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
恐ろしきディストピア
政府のプロパガンダを住人に広めるため、高層アパートにプロパガンダ専門放送を受信するアンテナが立てられるが、そこで不可解な出来事が起こり始め…といった作品。
鑑賞したものの、どうでしょう、ディストピアの恐ろしさがより目立ってきた昨今の世界情勢に警鐘を鳴らすのが狙いなのでしょうか?
確かにその意味では、染まった人間の恐ろしさはよく描かれてはいたが…
シンプルに映画としてちょっと自分には合わなかったかな。終始陰鬱な雰囲気が続いていき、ようやく波が訪れたかと思いきや、すぐまたそれまでのテンションに戻るし。
各階にボワっと立つ黒い人影や、スキンケア(⁉)のビデオ等々、とても不気味で怖い演出は各所にみられたものの、如何せんこれといった展開が…。もうちょっと興奮させてほしい。
上記の通り所々に恐怖を駆り立てるようなものはあり、そのそれぞれはかなり良かっただけにとても惜しい。とにかくローテンションな展開が終始続くので正直ちょっとウトウトしてしまった。
それと、どうでも良いけど、割りと観賞直前までタイトルを「恐怖ノ黒電話」だと勘違いしていた。
・・・冷静に考えりゃ海外の映画で黒電話はないか。。
日本のB級ホラーならありそう…じゃないですかね(笑)
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