「とても辛い最初の30分」私というパズル いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
とても辛い最初の30分
個人的には全くアンテナにかからない作品だったが、第93回アカデミー賞主演女優賞ノミネート作品ということで鑑賞。
あまり下調べをせずに鑑賞しただけに、最初の30分は本当に辛かった。というか正直ちょっと引いてしまった。全体を通して、確かにヴァネッサ・カービーの迫真の演技は超観どころなのだが、最初の30分に関しては、そこまでやらなくても…と思ってしまう。かなりリアルなのだが、個人的には生々しさが上回りげんなりしてしまう。
それでも、結構覚め気味にスタートした割には、中盤からはしっかりグッとくる。虚しく映るクリスマスイルミネーションあたりからスイッチオン。そして終盤の「娘はそんなことのために生まれてきたんじゃない」胸が締め付けられた反面、何となく救われた気持ちにも。
とても重要なテーマを扱った作品だとは思うのだが、最初の30分は賛否両論であろう。
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