「"発狂目醒ましくるくる爆弾"」JUST ANOTHER 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"発狂目醒ましくるくる爆弾"
パンク博士ことTAYLOWの気難しい人間性、終始ユル〜い人柄なEDDIEの大らかさ、この二人を中心に馬鹿正直過ぎる今現在の"原爆"の在るべき姿を格好悪い程に魅せ付ける、此処を通らずにPUNKは語れない。
個人的に一番期待していた"GAUZE"の登場にデカいスクリーンで映し出されたライブ映像、全身に鳥肌が立ちまくり発狂寸前、特にSINの素が垣間見れる場面はレア映像な訳で、早く彼等のドキュメント映画を観たくなる、誰か作ってくれ!安田潤二が適任であろう!?
中心的人物であるTAYLOW、EDDIEへのインタビューも興味深いけれど、後のメンバー二人が語るバンドの内情がリアル過ぎて、監督の興味津々に掘り下げようとする姿勢がドキュメンタリー映画の面白さとして倍増する。
PUNKってジャンルや文化は終わったモノなのか?オリジナルの人たちが現在進行形で現役バリバリでPUNKやハードコア・パンクで有り続ける意味が、単純にレジェンドとは言えないリアルな生き様が本作には詰まっている。
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