「鎮魂の映画」名も無い日 センノカゼさんの映画レビュー(感想・評価)
鎮魂の映画
この作品は、登場人物の相関図(親子、旧友)を頭に入れてから見ないと、楽しめませんよ。
疎遠にしていた弟が死んだ。久しぶりに故郷へ帰って家族、旧友と再会した。
「あの時、俺がもうちょっと・・・」と、みなが思う。
大きなストーリー展開はありません。だからこそ有名俳優をいっぱい集めて、2時間の映像を飽きないようにしています。
今井美樹(旧友の役)を起用したのも、アイドル時代からの容貌の変化で、「時の流れ」を確かに感じさせます。若手の岡崎紗絵(姪っ子の役)の明るく若々しい姿も、これからを生きる人を象徴しています。
鎮魂の映画です。故人を偲ぶだけでなく、それによって自分自身の魂も鎮められる・・・ということを伝えています。
写真家が創った映画だけあって、どのシーンの映像もキマっていました♪
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センノカゼさんのコメント
2021年6月26日
pipiさんへ
もちろんそれは確かだと思います。
でも起用するにはそれだけではないと思います。憧れの人は他にも何人もいたと思いますが、現在までずっとメディアに出ていて、変わらず若々しい姿を見せている人では、リアリティがないですね。
しばらく露出がなく、容貌の変化も感じさせる今井美樹が適任だと思ったのだと思います。(最初、今井美樹だと気づかなかったというレビューもありましたから。)
pipiさんのコメント
2021年6月26日
今井美樹の起用理由、日比監督は黙して語りませんが、明美は学生時代の達也が片想いしていた対象という役どころ。
実際の「学生・日比少年」が当時、今井美樹の大ファンで惚れるにも似た感情を抱いていたのでは?
と推測しましたが、真相はどうなのでしょうね(笑)