「死者達の思い」名も無い日 カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)
死者達の思い
人が生きるには体と心が必要です
むしろ体より心が大切に感じます
私も故郷を飛び出して遠い地名古屋で暮らしている
達也のように故郷のことはそこに残された妹が一切を背負って生きている
彼女にはとてつもない苦労を背負わせていることは事実だ
なんの話し合いもなくこちらから頼み事もせずに彼女はその苦労を背負っている
私はそんな苦労も知らずに今まで生きてきたのだ
この作品を見て非常に心配になってしまった
父や母は健在ではあるが明らかに年老いているし近くにいる兄もさほど頼りにはできそうにない
彼女なしでは私も兄も今の生活を続けることは不可能ではないかとさえ思うのだ
章人は私の妹なのだ、バランスが崩れれば突然いなくなっても不思議のない危うい所で生活をしているのだ
私はいまだに逃げ回っているのかもしれない、自分に言い訳をして安全な場所からささやかな事しかせずに丸投げしているのだ
人など簡単に死んでしまうのだから、生きているうちに精一杯のことをしなければ
私が呑気に映画を見られるのは彼女の苦しみの上に成り立っている事を忘れてはならないのだから
あれから直ぐに妹と電話で話してもろもろ今のことやこの先のことなどを話し合いました
私が一人で映画に触発されて心配した事を軽く笑われて「でもありがとう」と言われ改めて彼女の強さを感じたのです
ハベルさん
コメントありがとうございます
ヒントも何も残さずに逝ってしまった人の心のうちなど分からないものですね。
でわでわ
妹さんはきっと貴方の名古屋での頑張りを応援していると思います。そのまま甘えることが何よりよろしいかと、それともそのお気持ちを有難く汲めないのであれば直ちにお帰りになるご決断を、きっと嫌がられると思いますが。映画とはまるで関係の無いハナシですが、自分に置き換えるきっかけとして機能していれば十分ですね。