「最初はみんな趣味だよね」東京バタフライ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
最初はみんな趣味だよね
デビューが決まりレコーディングまで漕ぎつけたものの、Pに歌詞を変えられたことが納得いかないVoが切っ掛けで、音楽的に不和となり解散した4ピースバンドの6年後の話。
6年経って28歳。
みんなが集うこともなくなって、それぞれ音楽に携わっていたり、音楽にしがみついていたり、音楽から離れたり、それどころじゃなかったり。
そういう状況で抱える音楽に対する思いとか、やり残しとかを、みせていく展開で、ちょっと歳はいっているけど、まあ青春だよねというストーリー。
音楽に対する姿勢についての批判的な言い回しとか、やめるやめないの件とか、ちょっとガチガチ過ぎるところがちょっとねぇ…。
結局のところ、だよね。としかならないし。
つまらなくはないけれど、衝撃どころか特に引っかかる程の抑揚も熱い出来事もなく、引っ張りに引っ張ったその曲も、そういう熱い感じのつくりじゃなくありませんか?
登場人物とほぼ同じ経験していれば引っかかるのかもねという感じ。
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