「オリジナリティのあるお話だけど・・・」残酷で異常 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナリティのあるお話だけど・・・
死後の世界(のモニターの中のおばさんとおじさん)の目的はエドガーに罪を認めさせるだけでなく自死に変更させる事で、エドガーが殺害したパートナーのメイロンを生かし、すでに自死していたドリスも生かすなど、すでに起こってしまった「事実」を変えさせる事だったが、手段としてグループセラピーからのループを体験させ、反抗して最後はドリスと逃避させるというのがどうにも意図されたものではなく偶然によるもののように思えてしまい、収まりが良くない。
またどう言ったルールかはわからないが、起こってしまった過去を変えたり、犯罪行為を無かったことにすることが一般的な倫理感として受け入れ難く気持ちがよくない。
ラストで新しくグループセラピーに参加する男性が現れるが、かつてエドガーがやった様に自死したエドガーを救済する役割を担うのだろうか。
ストーリー自体は面白いのだが、引っ掛かるポイントもいくつかあり、手放しで良かったとはならない気持ち悪さが残る。
タイトルも良くわからんw。
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