善きサムからの贈り物のレビュー・感想・評価

初めは、リポーターである主人公の台詞が続き、ずっと同じ調子に感じました。中盤で偽物が現れるものの、匿名の人の善意がきっかけで善意の和が拡がって行くという、今の日本では考えられない様な、ちょっっした良い話でした。

サスペンス風だが、割と早い段階で、全てが分かってしまった。
しかし、このリポーター(ディレクター？)は守秘義務も個人情報もあったもんじゃ無い。
まぁ、映画の中で、ジャーナリストは市場経済を考えて行動していると、はっきり言っているのには驚いた。人の不幸をいち早く映像に撮って、視聴率を稼ぐ。つまり、テレビにはcmがあって、スポンサーがテレビのクライアントと言う事だ。世も末だ。だから、『すずめの戸締まり』がヒットするんだね。見る側に問題があるんじゃないかなぁ。

出てきた瞬間から良い人と胡散臭い人がわかってしまう、そんな感じでストーリーも予想通りの展開でしたが、観終わって幸せな気持ちになる心あったまるストーリーでした
見返りを求めない親切、作品のようにお金じゃなくてもちょっとした優しさの連鎖の世界になれば良いなぁと思いました