「【”昭和枯れすすき、令和新興宗教撲滅バージョン。”旧〇〇協会の政治と癒着している問題が発覚した事でリアリティを感じた作品。ガラッガラの声と、皺が刻まれた小沢仁志さんのインパクトが絶大な作品でもある。】」ねばぎば 新世界 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”昭和枯れすすき、令和新興宗教撲滅バージョン。”旧〇〇協会の政治と癒着している問題が発覚した事でリアリティを感じた作品。ガラッガラの声と、皺が刻まれた小沢仁志さんのインパクトが絶大な作品でもある。】
ー 上西雄大監督の自らの哀しき出生を基に描いた「ひとくず」は、場で鑑賞し粗い作りでは有ったが、見応えある作品であった。
で、今作。劇場でフライヤーを手に入れるも、何となく未鑑賞であった。-
◆感想
・予想通り、序盤から上西雄大氏が、赤井さんに気遣ってか、一歩も二歩も後ろ伝いで役柄を演じているが、違和感が半端ない。
彼の方の魅力が伝わって来ないし、赤井氏の素人演技が失礼ながら興を削ぐ。
・だが、今作の価値は有森成実演じる娘が漢気ある父(西岡徳馬)の所為で新興宗教に走ってしまった過去から、現在に至る過程及び、母が新興宗教団体にドップリと浸ったがために自分も新興宗教団体に無理やり入信した男の子が傷つき、声が出せなくなってしまう過程をキチンと描いている事であろう。
ー 容易に想起される”旧〇〇協会の政治と癒着している問題”を意識した訳ではないであろうが、現在この作品を鑑賞すると、彼の問題を予期しているようである。ー
<愚かしき教祖の実態が明らかになる過程は、ウームと思ってしまうが、新世界に住む赤井さん演じる漢気ある男と、上西氏の卑屈過ぎる子分の姿が印象的な作品である。
そして、登場シーンは少ないが、ガラッガラのシワガレタ声と、皺が刻まれた小沢仁志さん(還暦、おめでとうございます。)のインパクトは絶大な作品である。>
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