「米ジュブナイル小説の実写化」エノーラ・ホームズの事件簿 spicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
米ジュブナイル小説の実写化
主人公はシャーロック・ホームズの年の離れた妹エノーラ。彼女は武闘派フェミニストの母親に育てられ、自立心旺盛、柔術の心得もある強い女の子に育った。16歳の誕生日を迎えると母は自分の活動に身を投ずるべく彼女を残して家を出てしまう。心配した兄達は伝統的な淑女学校に入学させようとするが、彼女は抵抗して家を飛び出し、母親を探しに大都会ロンドンを目指す。そこには出会いと謎と事件があり、エノーラは持ち前の勇気と機転と武術でそれらを切り抜け、兄達を驚かせる。
一言でいうと女の子のエンパワメントストーリーなのだが、イギリスとの共同制作とあって、ヴィクトリア朝時代の衣装やセットが素晴らしく、若者の冒険活劇として見応えがある。主演の子のアクションは本格的で、私の知っている限り(狭い範囲w)ではあるが、今まであのドレス姿でアクションをするティーンエイジャーはいなかったと思う。(大人ならジョボビッチさんの「三銃士」のミレディ役とかあったけど。)
主要キャストもいい。ロックなお母さんもハマってるし、特にシャーロックと侯爵は眼福だった。^ ^
コメントする